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DENMARK-DESIGN

[新旧比較] Modus Easy Chair

2021.05.14 15:00

Modus Easy Chairは1963年にKristian Vedel(クリスチャン・ヴェデル)によりデザインされ、Soren Willadsen(ソーレン ウィラッドセン)により1980年まで製造されていました。

2019年に宮崎椅子により復刻生産が開始されましたが、復刻にあたり変更された点について検証していきます。


まず樹種についてSoren Willadsenはローズウッドを使用してましたが、宮崎椅子ははブナ、アッシュ、レッドオーク、ケヤキ、ブラックチェリー、ナラ、ウォールナットから選択できます。ただローズウッドの持つ高級感や美しい木目は特別だと思います。


次にフォルムについてですがSoren Willadsenの木部と連動したしなやかな弧を描くフォルムに比べ宮崎椅子は直線的なフォルムです。耐久性やコストの面で変更が行われたのかと思われますが非常に残念な点です。


画像のSoren Willadsen製のチェアは背もたれのステッチが入っていませんが当時はステッチ有りと無しの両タイプが存在したようです。


復刻生産がされたことは喜ばしいことではありますが、Soren Willadsen製のModus Easy Chairの美しさは特別であると感じます。