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昭和村「からむし織の里 雪まつり」 2015年 冬

2015.02.21 20:55

昭和村で開かれた「からむし織の里 雪まつり」に行くために、JR只見線の列車に乗車した。

 

昭和村は福島県の西南部、会津地方の大沼郡に位置している。“奥会津”という呼称を用いている「只見川電源流域振興協議会」の構成7町村のメンバーだ。*参考:只見川電源流域振興協議会HP「歳時記の郷 奥会津」URL:  https://okuaizu.net/

 

昭和村は1927(昭和2)年に野尻・大芦両村が合併して誕生。使われて間もない昭和の元号に名称は由来しているという。

*参考:

・福島県:只見線ポータルサイト

・NHK:新日本風土記「動画で見るニッポンみちしる~JR只見線

・東日本旅客鉄道株式会社:「只見線について」(PDF) (2013年5月22日)

・拙著:「次はいつ乗る?只見線」カテゴリ ー只見線沿線のイベントー / ー只見線の冬

 

 


 

 

5:55、磐越西線の始発電車に乗り郡山を出発。

 

中山峠を超え、会津地方に入り、川桁を過ぎると雪化粧の「磐梯山」が見られた。

  

 

  

定刻に会津若松に到着し、只見線に乗換え。昨年6月12日にユネスコで正式登録された「エコパーク」を記念したラッピング列車に乗車した。

 

 

列車は定刻に出発し、七日町西若松会津本郷会津高田(会津美里町)、根岸新鶴若宮(会津坂下町)、会津坂下塔寺会津坂本会津柳津(柳津町)、郷戸滝谷会津桧原(三島町)、の各駅に停車しゆっくりと進んでゆく。

 

 

 

桧の原トンネルを潜り抜け「第一只見川橋梁」を渡る際、車窓からは只見川の水面鏡が見られた。只見線の醍醐味。*以下、各橋梁のリンク先は土木学会附属土木図書館デジタルアーカイブス歴史的鋼橋集覧1873-1960

   

その後、列車は会津西方~「第二只見川橋梁」~会津宮下~「第三只見川橋梁」~早戸会津水沼(金山町)~「第四只見川橋梁」と只見川と三度交わり進んで行く。

  

 

 

会津中川を経て、終点の会津川口に到着。昭和村の“最寄り駅”となる。ここから、只見までは「平成23年7月新潟・福島豪雨」被害で運休区間となっている。

駅舎を抜け、駅頭に付けていた会場までの無料シャトルバスに乗車し、駅を後にした。

 

 

 

 

 

40分ほど揺られて、会場となっている昭和村の道の駅「からむし織の里」に到着。会場には雪の滑り台や食事を提供するテントなどが設置され、多くの家族連れでにぎわっていた。


 

昼前、会場の奥ではからむし織の「雪晒し」の実演が行われた。

 

生地を漂白するため晴れた日に雪上に晒すという。

  

 

会場にある「からむし工芸博物館」を見学。乾燥された、からむしに触れた。

 

  

織姫交流館」ではからむし織の製品を見る事ができた。

 

反物、着物から和装小物まで、涼しげで気品のある品々が並べられていた。

  

 

一番目を引き感動したのは、からむし織をまとったひな人形。その美しさにしばし見惚れた。

からむし織の本場は新潟県小千谷市、南魚沼市。織物は越後上布、小千谷縮と呼ばれ、国の重要無形文化財に指定されている。

  

 

帰りにからむし織のコースターと昭和村のゆるキャラ「からむん」のキーホルダーを購入。

  

 

帰路は、南会津町経由を選択。シャトルバスで会津田島駅まで行き、会津鉄道(旧国鉄会津線)を利用し会津若松経由で郡山に帰った。

 

 

(了)

 

 

・ ・ ・ ・ ・ ・

*参考:

・福島県 生活環境部 只見線再開準備室: 「只見線の復旧・復興に関する取組みについて

・東日本旅客鉄道株式会社:「只見線(会津川口~只見間)の鉄道復旧に関する基本合意書及び覚書」の締結について(PDF)(2017年6月19日)

  

【只見線への寄付案内】

福島県はJR只見線全線復旧後の「上下分離」経営での維持費や集客・地域振興策の実施費用として寄付を募集中(クレジット可)。

①福島県ホームページ:只見線復旧復興基金寄附金・只見線応援団加入申し込みの方法 *現在は只見線ポータルサイト「只見線応援団」URL:https://tadami-line.jp/support/

 

②福島県:企業版ふるさと納税

URL:https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/16005g/kigyou-furusato-zei.html

[寄付金の使途]

(引用)寄附金は、只見線を活用した体験型ツアーや周遊ルートの整備、只見線関連コンテンツの充実化等に活用させていただきます。 沿線地域における日本一の秘境路線と言われる観光資源を活用し、更なる利用者の拡大と認知度向上を図ります。

  

以上、よろしくお願い申し上げます。