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落語家・柳亭市寿 WEB

9月某日、36度8分

2020.09.05 12:39

おかげさまで元気でやっております。

36度8分。

非接触型体温計を購入して、

家で体温を測るのも手軽なもの。

9月4日、柏の保健センターで一席演らせていただきましたが、

その時も来るお客さん来るお客さん、

このガン型の体温計で測るわけですけど、

不思議と楽しそうなんですね。

「あーよかったぁ」「ドキドキしたー」

なんて言ってひとつのアトラクションみたいになっていました。


私は体温が高めなので、

楽屋入りする時の検温はドキドキします。

演者が休演というのはなかなか大ごとになります。

それを想定してドキドキするんですね。


でも万が一、基準となる37度5分を上回ってしまったら、、、

大人しく引き下がるのもこれはこれで勇気がいります。

勇気が必要になってしまう。

そういう世間のムードが至る所に感じられるこの頃。

誰の身にも起こりうることですから覚悟が必要です。



さて、9月・10月と少しずつ落語会が戻ってきております。

3月に出演予定でしたがコロナで流れてしまった

国立演芸場にも10月顔付けしていただいたので楽しみです。


最近取り組んでいるのが、新作落語の創作。

未知の領域でしたが、コロナで一席というお題を振ってもらって

”話が来るということは出来るということ”

という昔読んだ自己啓発本の言葉に乗っ取って

お受けすることとしました。


コロナがテーマですから、

上に書いたような、

”コロナ後の社会に流れる空気感” 

これを描ければなぁと思って

日夜作業しております。

10月1日の自分の会でまずはネタ下ろし予定なので、

期間も一ヶ月を切って焦っております。



有り難いことに9月は師匠・市馬の芝居に顔付けして頂き

久しぶりに寄席の高座にも立ちました。(※ちゃんと座りました)

このまま徐々に落語会が戻ってきて、

また当たり前のように、いや以前以上に、

落語が出来たらいいなぁと思います。


また何か書きます!