やってきた映像小僧/トランス
というかもはや課金プレイヤー、これなしでは荒波に勝てぬ。ってぐらいまで私は映像を信頼してます。これがあるだけでノスタルジックな感じが出せますし、映像は照明や音響が与える情報量と同じくらいのものを創出できます。それはどこか特定の場所であったり、文字であったり。文字なんかすごいんですよ。アニメーションに長けている人であれば、文字だけですごい空間を作っちゃってます。複雑な色合いだって映像に乗せれば簡単に出すことも出来ます。そして、4対3の輝く四角い部分にはなにか意味が存在し、そこには無限の可能性が存在するという想像をさせることが出来ます。そんな映像が私は大好きです。
本題に戻りまして、映像班は企画成立後なにをやってるの?という部分をさらっと書いてくよ!
・企画成立後やること
:プラン決め
:映像作成
:本番週
映像作成も終わり、次は投影機器であるプロジェクターを舞台に設置していきます。私らは吊るための専門機器なぞ持っていないので、頭と木材と箱とネジを使って美術バトンっていう舞台の天井に設置されている棒へ固定していきます。おっと、プロジェクターの光を遮るための蓋君も忘れてはいけない。これを投射口に設置しないと、照明が暗くなったときにプロジェクターの光が丸見えになってしまうぞ!正直、私はこの一連の作業が一番めんどうに思ってます。でも良い舞台を作るためにはしょうがないね。
:本番
映像も作り、設置も終わり、じゃあいよいよ本番。緊張しますね~。といっても映像班のやることは至って単純。エンターキーをタイミング合わせてポチポチするだけです。なぜなら、すでにいろいろなプログラムが仕込まれているからさ!ぽちっとするだけフェードアウトもお手の物。まぁミスったら舞台上で展開されていることと齟齬が生まれて取り返しつかなくなるんですけどね、てへへ。
とりあえずこういう感じでおおまかに映像班の作業は進んでいきます。伝わったかな?
東京タワーをネクタイにする私
基本的に木霊における映像は新設されたばかりで、期待のニューフェイスしかいないセクションです。私は、映像小僧になってくれるやつを日々探しているわけですが、これがなかなか見つからない。ということでこれを読んでいるあなた、いっちょどうですか。今なら好きな表現やりまくっても誰もとがめませんよ?逆に仕事頼まれまくって楽しいですよ?いきなりで不安...という人も大丈夫。親切な先輩方が教えてくれます。
映像っていってもミクロに解剖して客観的に見れば、一枚一枚を連続させているだけなんですけどね。それってなんだか文字を羅列しているのと同じ感覚に陥ります。ですが、その連続に我々人類が意味を見い出すからこそ映像が生まれるんでしょうね。こういう風に物事見ていくといろんな物事って私たちが勝手にあると思っているだけなことが多い気がします。人との会話だってそうですし、もしかしたら誰かとの信頼関係とかもそうかもね。
上記が2019年新人公演「鯖々」
下記が2019年本公演「グレートギャツビー」の写真
えーと書きたいことおわっちゃった。まぁとりあえず映像はすごいぞということがわかっていただけたでしょうか?わからなくても大丈夫、そっちの方が謎めいていて面白いでしょう?
ではでは。
劇団木霊2020年本公演「トランス」
主宰|菅原茉利奈
作・演出 | 弁象庵
Coming soon....