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四総穴の臨床

2020.09.06 16:03

昨日の続きです。

頭項は列缺に尋ねて、列缺が咽頭の問題から前頭部の緊張を緩め、後頚部の緊張も緩んだ状態になりましたが、それで全てが調整される訳ではありません。


肩首から、背中の緊張に変化したのを感じています。もちろん、これは最初から背中も上腕もあったのですが、後頚部しか感じなかったというだけです。

前頭部の圧痛も、本人は感じていませんでした、目の奥の違和感はあったのは間違いありません。調整後は、目もスッキリして、肩も腕も楽になったようです。


身体が調整されると、元気になり、気分が良くなってきます。四総穴の組み合わせでも、これだけ状態が変化する訳ですから、とても面白いと思います。昔から知識はありましたが、四総穴という概念で使ったことがなかったのでわかりませんでしたが、四総穴は守備範囲があり、頭頚部と体幹を前後上下で四等分した時に対応する穴だと言えます。


肺経という経絡上の列缺ではなく、四総穴の主治経としての列缺です。同じ穴ですが、作用は全く違います。経路を通るものと、経路を通らないものがあるということを理解して頂けたかと思います。

これはとても重要な問題です。