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【生薬の不思議な話 ナツメ編】

2020.09.08 09:00

皆様こんばんは。昨日の9月7日から21日頃までは二十四節気のひとつ、白露(はくろ)です。

白露とは、「秋の陰気が夏の陽気に交わるとき露が凝って白く見える」という意味で、暑さも少しずつ収まり始め、草花に朝露がつくようになる頃と言われています。

朝露はまだ先のようですが、少しずつ秋の気配を感じるようになってきましたね。

今日はそんな秋に実が熟すナツメのお話です。

ナツメの名前の由来は、「夏に芽が出る」という説や「夏梅(ナツウメ→ナツメ)」や「夏実(ナツミ→ナツメ)」など諸説あります。

茶道具の抹茶を入れておく棗(ナツメ)はこのナツメの実に似ていることから名付けられたそうです。

中国では、「一日食三棗、終生不顕老(ナツメを1日に3つ食べると老いない)」と言われており、老化防止に効果がある食材として親しまれているそうです。

世界三大美女としても知られている楊貴妃も好んで食べていたという説もあり、古くから体に良いとして親しまれていたのかもしれませんね。

食べ方としては、熟した果実をそのまま食べたり、干したものはケーキの生地に混ぜたり、サムゲタンなどの材料として用いられたりします。

また、生薬「大棗(たいそう)」としても使われ、健胃,強壮,精神安定作用などの効能があります。

生姜との組み合わせで、副作用の緩和などを目的に多くの処方に配合されています。

有名な漢方薬である葛根湯もそのひとつです。

このように食用としても漢方薬としても、いろいろな所で自然の力を活用していることに気が付きます。

漢方が少しでも身近に感じて頂けたら嬉しいです。