Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

シンプル・フェイバー

2020.09.07 07:44

2018 アメリカ 映画

!ご注意下さい!ネタバレしています!


NY郊外に住むシングルマザーのステファニーと、

ファッション業界で活躍するエミリー、

同級生の息子たちを通じて交流をはじめる二人。

成功しているキャリアウーマン、夫は作家(一発屋だけど)、

住まいは超豪邸で奔放なセレブのエミリーに、

全てを息子に捧げるように明るく頑張るシングルマザーのステファニーが、

小ばかにされつつも感化されながら、

でも体よく使われて、笑顔で「いいのよ!」と言いながら振り回されます。

ある日急にエミリーの子を預かったが、

待てど暮らせどエミリーから連絡がない。

数日たってエミリーの死の知らせが届き・・・


序盤はNY郊外、素朴なシングルマザーが、

スタイリッシュなママ友に感化されていくお話し?と思いきや、

エミリーが失踪したことで一転サスペンスに。


ステファニーとエミリーの夫が親密になったり、

ステファニーとエミリーとのやりとりが回顧される中で、

ステファニーやエミリーの夫、夫の助手、エミリーの上司、

様々な登場人物が犯人に見えてきます。

そこで、PTAでもパワフルすぎる活躍をみせていたステファニーが、

まさかの探偵業の才能を発揮。

着ているものはモサいし、エミリーの洋服を着てみて脱げなくなったり、

エミリーの夫にコロッとなびいたり、

(結局シッター・・・良いように使われてしまっている・・・)

すごくドジだけど憎めないキャラクターで、

しかしその執念と行動力。

エミリーがそう見てたのと同じく最初はステファニーを小ばかにしていた

視聴者をも良い意味で裏切ってくれます。

ドキドキとハラハラ、サスペンスと軽妙な謎解き、

しかもファッショナブルで、女性がみたら絶対楽しい映画だと思います。

ストーリーをさておいても、

ブレイクライブリーが素敵すぎる。

最初の登場なんて、かっこ良すぎて笑えるくらい。

素敵すぎてため息ものです。

後半やさぐれちゃっても素敵で。

こりゃエミリー夫、どんなことをされても抵抗できないわけだわ。

結局、ステファニーが執念でたどりついた真実、エミリーの過去。

フェイス(信仰)・ホープ(希望)・チャリティー(慈愛、思いやり)

三つ子(生まれたのは双子)だったけど、その本名やタトゥーにも伏線があり。

軽いけれど、すんなり納得のいく謎解きで、

退屈する暇がありませんでした。


学校の他の保護者達や、エミリーの上司、

ちらっと小ネタ的に出てくる脇役たちも面白くて楽しかったです。