喫茶室の模様替え (甲冑喫茶)
喫茶室に雑兵甲冑を置きました。
喫茶室では、テーブルを置いて、コーヒーやお飲み物・お摘まみ等を提供しています。
戦国時代の雰囲気を楽しんで頂こうと、床の間に雑兵の甲冑を展示しました。
以前、書院や床の間は、こんな感じでした。ただ単に、小物が多くて「此処に置けるだろう」的な発想で雑然としていました。
この度、ご来店のお客さんに、懐古庵という居場所を楽しんで頂くため、喫茶室のイメージをガラッと変えることにしました。
その結果、こんな感じに模様替えしました。
横に立て掛けた「風林火山」の幟(のぼり)旗は、当時の物ではありません。
また、足軽のボロボロの旗もレプリカです。
今後、鍬の横に徳利やお椀を置くなど、多少、生活感を持たせた雰囲気にしたいと考えています。
左側の足軽甲冑の陣笠には修復の為か?漆が塗られ、家紋(渡辺紋)が消されています。
味のある家紋を残したいのですが、漆はペンキ等と違い、落とせないのが残念です。
長柄槍(ながえやり)は、高天井でも収まらず斜めに立てました。
庶民が戦(いくさ)に駆り出され、長槍が戦の先頭に立ち並ぶ光景が目に浮かびます。
身分に関係なく陣笠や鎖鉢巻き等は格好良く、ガラクタの寄せ集めでも感動するものがあります。
左端に写っている「妙な陣笠」は、よく歴史家が話す「現地で鍋に使われた陣笠」です。
雰囲気を味わって、甲冑喫茶をお楽しみ下さい。
年を重ねる毎に人恋しさが増す様な気がします。
懐古庵を訪れるお客様も、ただ見学するだけでは物足りなさを感ずるのではないか?と思い、今後、居心地の良い場所作りに努めて参ります。
馬鹿話でおしゃべりな会話が弾む居心地の良さこそ、懐古庵が理想とするところです。
また、古い道具を少し移動したため、納戸の雰囲気も変わりました。
侍の袴(はかま)・裃(かみしも)や烏帽子・短刀(竹光)等を展示しました。
お宝などは全くありませんが、わくわく感を楽しんで頂けたら幸いです。
また、納戸には、寺子屋の座卓、江戸時代の本・明治の教科書などがあります。
大判・小判など、財宝のレプリカも置いてあるので、遊び心一杯です。