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あひるのこ 絵本とわらべうた

ゆうさんの子育てコラムvol.9「こだわりのないウチの離乳食」

2020.09.07 12:00

9月に入り、夜の7時にはもう真っ暗になると

日が短くなったなぁと、より実感する秋の夜。

COVID-19との共存の日常も、

良くも悪くも、さもそれが当たり前の様に変化した

目に映る景色にも慣れてきた今日この頃。


近所の図書館へも再び通い出しました。

(それまでは、入るまでの体調申告書やらなんやらで、なんとなくハードルが高い気がしてしまって)。


コロナ禍の中で、気付けばあっという間に10ヶ月を迎えたカイくん。

おじやくらいの柔らかごはんに、

ジャガイモ・サツマイモの芋系、かぼちゃにナス、大根などのお野菜で離乳食を食べています。

一通り読んだり、体験してみて、

私なりの進め方でやっている離乳食の今。

さて市場ではどんなだろうと、

図書館の赤ちゃん・離乳食の本コーナーを久しぶりに見に行きました。


そしたら、まーーー!離乳食に関する本が多いことのなんのって!すっかりお節介おばちゃんの目線になり、

もし1人目のお母さんだったら、

離乳食するのに、

本を選ぶのにも一苦労、

本を開いたらたくさんの道具が必要とあり、また一苦労、

さて作ろうと思ったら、赤ちゃんが手が離れず一苦労、

作ったら食べてくれなくてガックリ、

そんなお母さん多いんじゃないかなって、

心配してしまいました。


でもそんな私も10年前の1人目の離乳食は、

たくさんの失敗と苦労をしたんです。

だから、新しいママ達にお伝えしたい離乳食。


頑張らないくらいがちょうどいい。

赤ちゃんのそのごはん、お母さん味見したことある?

お母さんの日常食の取り分けで充分。

道具も赤ちゃん専用も無くて大丈夫だよ、って。

初めての離乳食の時、赤ちゃん雑誌も読んでいて、

1回、1回作るのは大変だから、

いわゆるフリージング離乳食も作っていました。

ちなみに、ハンドブレンダーも買っちゃいました(笑)。

でも時間かけたのに食べてくれない。

作った時味見して、冷凍。

解凍後は味見せず、

温度だけ確認してふぅふぅしてあーんって。

だから、残した離乳食食べてみました。


初めての解凍お粥の味にビックリ!

ぜんぜん作りたてと味ちゃうやん!!

葉っぱ物を刻んだりすり潰した味の苦さに驚愕!!!


そりゃー食べないよね。

ごめん!ごめん!

食べないのは、キミじゃのせいじゃなかった。

本だけに頼っていたお母さんのせいだったよと。


特にお粥。

どうも冷凍して解凍すると、

デンプン質がごはんと違い、解凍ごはんでも味が落ちるのに、よりお粥は味が損なわれてしまうですって!

これはおかゆとご飯の成分から、科学的にも証明されています。


赤ちゃんの味覚は繊細で正しいことを、

母乳を通して教えられたわたしなのに、

離乳食の味をちゃんと確認せず、

食べてくれないと嘆いていた過去のわたしに教えてあげたい。。。


究極かもしれませんが、

なるべく便利に手間をかけずに作り、

食べない事を悩むか、

一手間10〜15分の手間をかけ、

食べないストレスを無くすか。


炊いたごはんをスプーン2〜3杯小鍋で炊き直したおかゆを作り、温め直してあげるだけで、食べ方がずいぶん変わるかもしれません。

食べてくれれば、減りも早いから2〜3日に1回、

冷蔵庫保存で充分なサイクルがうまれ、

食べてくれない心配や

食べてくれないストレスが

無くなるかも。


このように、長女はたくさんのわたしの失敗を受け入れてくれ、たくさんの教えをわたしに与えてくれたんです。


『食べる』

当たり前のことだから、食べてくれないとお母さんを心配にさせてしまうこと。


『離乳食』

情報が多過ぎて、お母さんを困らせてしまっていること。


だから、たくさんの本や知恵やネットの情報より、

《お母さんの舌で味を確認して作る、取り分け離乳食》。

炊いたごはんに一手間、水足して15分くらいコトコト、余ったらお母さんも美味しいと思えるお粥やおじや。

スープやお味噌を作る時に、柔らかくなった茹で野菜を味付け前にとる、

サラダ用に蒸したお野菜を少しとって、

フォークで潰したり、

ポテトサラダのマヨネーズ入れる前に取り分ける、

それくらいでもう充分、立派な立派なお手製のお母さんの手作り離乳食。


お母さんが美味しいと思うおかゆや柔らかごはん、

お母さんが美味しいと思う蒸し野菜に茹で野菜、

わたしはそんなついで作りの離乳食をしています。


食べないにはきっと理由があるんですよね。

育児本もネットの情報も時には参考にしつつも、

まずはいつもそばにいるお母さんだから気付けることの方が多い気がして。

離乳食の味見。

顔色や今日の機嫌に運動量。

昨日、今日、ウンチちゃんと出でいたかな⁈


その結果が、食べる量かもしれません。


そう考えると、離乳食食べないのも無理なかったねーと、

少し救われるお母さんがいらっしゃれば幸いです。

(ゆう)