小学校跡?跡地?|ザ・ゲートホテル京都高瀬川 by HULIC(京都)
もともと小学校だったところにホテルが2020年7月に開業ということをニュースで知りました。同時期にオープンしたエースホテルのも興味があったものの、小学校にホテル!ということでやってきました。「ん...新しい建物だ!」人間のぼんやりした記憶って定かではありません。
サカキ(デザイナー):一番ビックリしたのはやっぱり古い建物じゃなかったというところかな。
ユキ(心理学者):でも学校っぽさがあってよかったね。校庭があるビルってないよね。
サカキ:京都の街並みで自由に使える広場的な場所ってないし、思い思いの場所に座って話し込んでいたり、休んでいたり。学校跡って人が集まるDNAがあるのかもしれないね。
ユキ:そう、宿泊者でなくても自由にはいれて、寛げるのがいいなぁ。それでいてホテルは1階のエントランスできっちりと区切られているのも安心感があっていいな。
サカキ:ビルが大きな割に入り口は小さいよね。
ユキ:でもホテルの中に入るとガラス面が多くて抜ける感じがいいなぁって思った。
サカキ:窓が多いだけじゃなくて、景色もいいよね。京都のホテルって隣の敷地がギリギリだったりする中で、部屋からの景色もいいしね。
ユキ:8階のフロントロビーの眺めもよかったけれど、3階の宿泊者ラウンジもよかったね。
サカキ:ワインも無料だったし!
ユキ:外部空間があったり、光がはいってきたり、心地いい空間だったな。
サカキ:しかし、ホテルの最後に「BY ヒューリック」っていう名前ってどう?変じゃない?
ユキ:別に違和感ないけど。ヒューリックという名前をPRしたいんじゃない。
サカキ:そういうものかなぁー。ボクには名前が長すぎて、結局ホテル名を覚えられない...。
ユキ:でもヒューリックの名前は覚えてるじゃない。
サカキ:確かに....。
高瀬川沿いに突如として現れる。でかい...。
勝手に古い教室がホテルに改装されているのを想像していたので、ちょっとビックリです。とはいえ、チェックインをする8階にあがると京都の東の山々や緑に囲まれたお寺の屋根がとても美しいです。ああー、京都に来たなぁと感じさせます。エレベーターホールからあがるとちょうどお寺の屋根に緑というビューに設計者はさすがだと感心してしまいました。
ちょっと宙に浮かんだ感覚もあるロビー。東なので夕日が見えないのは残念。
このホテルは客室というよりも、その共用部が面白いのかもしれません。古い低層の建物は商業施設や地域の施設として利用していて、元校庭跡は人工芝がはってある広場になっています。夕方の校庭跡はなかなかいい雰囲気です。部活の後、好きな子が校庭でばったりあってちょっと話をしたり、、、ん十年前を思い出してキュンとなってしまいます。
こちらは小学校の建物の跡。お店や地域の施設が入っています。小学校だけど、ビールが飲めたり、コーヒーが飲めたり、ちょっと楽しいです。
古い建物と新しい建物のジョイント部分。おじさんのたまり場になっているせいか、ちょっと不思議な感じのエントランスです。
1階のお店
宿泊者じゃなくても自然と人が集まってくる校庭
ホテル滞在者専用のラウンジがある。ソフトドリンクやワインが無料で飲めるのはうれしい。
部屋がコンパクトで居心地よく設計されています。
部屋の大きさの割にゆったりとした水回り。しかも2ボールあります。
デスクは小さめ。軽いメールぐらいで先斗町に行きなさいってことでしょうか。
外をぼーっとながめられるソファ。
割とコンパクトなお風呂。エコ給湯にイライラ。ほおっておいたらお湯が溢れて、果たしてエコだったのかどうか...。