イギリスが社会不安に?
2日間で無差別殺傷事件と狙撃事件が連続発生
こんにちは、コームナタ編集長のakiです。
今回取り上げるニュースはこちらです↓
Teenage boy arrested after 15-year-old shot near Suffolk school(10代の少年が15歳の少年をサフォークで狙撃し、逮捕された)
https://www.theguardian.com/uk-news/2020/sep/07/suffolk-police-respond-to-reports-of-shooting-near-ipswich
イギリス・ガーディアン紙 現地9月7日 配信
イギリス、イングランドの東部にあるケスグレイブという街で、10代の男子が10代の男子生徒を狙撃するという衝撃的な事件が起きました。被害者の男子生徒は重体だということです。
そして、ちょうどこの前日(9月6日)にはバーミンガムでは街中で無差別殺傷事件が発生し1人が死亡、6人がけがをしました。この事件の容疑者はまだ逮捕されていません。
この2つの事件の容疑者はもちろん違うため、連続殺人事件ではありません。しかし、バーミンガムという主要な街で無差別殺傷事件が起こり、また東部の住宅街で子供が子供を銃で撃つという事件が起きるというのは非常に血なまぐささを感じさせます。
イギリスの殺人事件は去年は減少したが、、、
この2つの事件だけを見て「イギリスが社会不安だ」と煽ることはいけないと思いますので、ここでデータを見ます。2019年3月までの1年間にイギリスのイングランドとウェールズで記録された殺人事件の被害者の数は671人で昨年より減少しました。しかし、前の年までの3年間は増加し続けていました。
さらに、同じく2019年3月までに記録された16~24歳までの殺人事件の被害者は前年より減少しました(113人)が、その前の年は過去最高の148人を記録していました。
このようなことを考えると、コロナ渦以前よりからイギリスには社会不安があるようです。そして、コロナ渦によって不安定な社会情勢はより揺り動かされるようになったいま、イギリスの社会不安はかつてないほどに増大しているのではないかと思います。
お読みいただきありがとうございました。
イギリスの殺人事件の件数はイギリス国家統計局の発表するデータを参考にしました。URLはこちら↓