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落語家・柳亭市寿 WEB

寄席のかけもち

2020.09.08 14:44

売れっ子芸人は一日のうちに寄席を2軒、3軒とかけもちするのが

昔ながらのステータスとされておりますが、

私、本日は故あって3軒かけもちと相成りました。

まぁ、、、たまたま三つの出番が一日に重なっただけですが 笑  

前後の日程は仕事、ございません、、!!



てなわけで連雀亭ワンコイン寄席から。

木札もメクリも 寿伴→市寿

となって心機一転。

関係各位の皆さま、ご対応お心遣い誠に有難うございました。


ネタ、子ほめ。 


2軒目、といっても、

同じく連雀亭の昼席。


ネタ、十徳。


3軒目が鈴本夜席、

もう一度、十徳。


楽屋のお茶は感染防止対策で紙コップ。


二ツ目の高座ですからどれも持ち時間は長くなく、

移動も神田→上野

と、かなり狭い範囲なんですが、

どっと疲れました。


真打の師匠方は、

これより遥かに大きいスケールで

何席も何十分も、

また、それを連日こなしているのだから

アスリートのようです。


鈴本の夜席主任が師匠市馬なので、

袖で勉強させてもらいましたが、

大きいと思っていた背中が

さらに大きく見え、

なんだかもの凄い安定感と

スケールを感じました。

登ろうとしている山はかくも高いものか、、

、、、

ひとまず私は背筋が伸びました。

この山を登るにはアルピニストとして

どれほどの鍛錬が必要か、

アーティストとして

どれほどの感受性が必要か、、


「千里の道も一歩から」

諺というのは良く出来ております。

口で言うよりも、スマホ動かす指よりも

大事なものが、そこには有ります。。。