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テマヒマ

伝手

2020.09.11 21:39

おはようございます。


暮らし、味わう。


民藝と発酵をモノサシに

食を通して暮らしの豊かさを提案する

古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ

プロデューサー、バイヤーの太田 準です。


テマヒマ店内の本棚は基本的には食をテーマ

にセレクトしたもので、一部新刊書もありま

すが、ほとんどは古書です。日々沢山売れる

ということもないのでそのラインナップは少

しずつ入れ替わっていく感じです。読んだり

買ったり出来ることをご存じない方、もしか

したら本棚の存在に気付いてらっしゃらない

方さえいらっしゃるかもしれません。


タイトル画像は、最近密かにそのテマヒマ文

庫に加わった本”D&DEPARTMENTに学んだ、

人が集まる「伝える店」のつくり方/ナガオカ

ケンメイ”です。前段の食に関する古書です、

という基本から早速外れていますが。

自宅の本棚に置いてそうな本ですが、実は無

く、今回テマヒマで扱うのに合わせて読みま

した。


D&DEPARTMENTの出来た経緯、その歩み、

コンセプト、考え方などが書かれていて興味

深く一気読みしました。テマヒマが開店以来

悩んだり迷ったりしたこと、このブログでも

書いていたようなことが、7年前に出版された

同書に既に書かれていることもありました。

開店前、起業を決意する時点で読んでおけば

よかった、先達はあらまほしきことなり、と

いうような気もしますが、自力で考え進んで

きたからこそ今読んで共感出来ることもある

ようにも思えます。

それにしてもこの表紙に凝縮されていると思

うのですが、

学びながら買い、

学びながら食べる店。

というのは、このブログでもよく書いていた

お越しになった皆さんに目的とは違った何か

を持って帰って頂きたいという何かの一つが

“学び”だと思いますし、風桶の回でもご紹介

した、テマヒマ起業に当たっての企画書にお

ける、食を中心とした”知”と同じだと思いま

す。

配り手であるテマヒマですが、繋ぎ手であり

たいということを書いたこともありますが、

伝え手と規定することも出来ると思いますし

テマヒマのやりたいこと、目指すところは、

伝える店という言葉で表現出来るのだなぁと。

いつの頃からかお食事をする際に食べ始める

前にお食事の写真を撮るのが当たり前、普通

となりました。僕もよく撮ってます。そんな

中、一眼レフとかをお持ちで、カメラ好きで

す、写真が趣味です、みたいな感じの方の写

真は全てが全てではないのですが、何か共通

するものがあるなぁと思ってました。で最近

分かったのですが、それはその写真から、被

写体よりも写真の巧さの方が目立つからなの

だろうなぁと思います。


ショップで、カフェで、ワークショップなど

で、お客様に伝えていくときに、どのように

伝えるかは大事ですが、伝えたい何かよりも

伝え方の方が目立ってはいけないなぁと思い

ます。伝えたい、伝えなければ、が強すぎる

とかえって伝わらないかもしれませんね。


昨日はランチのご予約も多く満席からのスタ

ート。ランチタイムが終わってカフェタイム

はお天気が崩れたこともあってのんびりゆっ

たりな感じ。そんな中赤ちゃん連れのお客様

がお越しになりました。前にお越しになった

時には妊婦さんだったとのこと。間も無く開

店2年なのでその間何度かそういうことはあっ

て、なんだか嬉しく幸せな気持ちになりま

す。お子さんを産んでずっと来たかったけど

やっと来れましたと仰っていました。久しぶ

りにゆっくり出来て贅沢な時間でしたと帰り

際に仰ってました。またお越し下さい。お越

し頂きました皆様ありがとうございました。


今日も11時オープンで皆様のお越しをお待ち

しております。ランチのご予約は12時にお1組

のみとなっています。

それでは、好いモノ、好いコト、好いトキを

テマヒマで。今日も好い一日を!