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「非(イナ)」から「イヌ」に転訛

2020.09.10 05:55

https://nojiitirin.exblog.jp/24818955/  【蓼食う虫も好き好き・・タデの花】 より

人にはそれぞれ色々な好みが・・と言う事を植物で例えにしたものが「蓼(タデ)食う虫も好き好き」この場合の植物とはタデ科のヤナギタデ,(別名ホンタデ・マタデ)のことで、水辺や田などで多く見られる。葉には辛い成分を含み、刺身の生臭さを感じた時などに口にする「つま」によく用いられている。
このタデ科の植物は小さな花を幾つも付けるが、そこかしこに群生する道端の雑草であり、かえって花をつぶさに見る機会はあまりないようである・・。
ヤナギタデによく似るが辛さがなく、野でごく普通に見られるイヌタデを始め、タデの仲間の花の全開時はとても美しい。中でもサクラタデは名の通り桜花に似てその美しさが際立っている。

http://kenkoulife1.blog.jp/archives/4558811.html  【秋のイヌタデを飲食してみよう~♪(^^)】 より

< 「イヌタデ」 >

・タデ科の植物。夏から秋にかけて田圃や路傍によく生えている野草であり少女のままごとから「アカマンマ」とも言われました。

・食べられる野草であるのをご存知でしたか? ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富なのです。

・効果効能は、利尿 解熱 虫刺され消炎 食あたりなどに良いのです。また、全草を回虫駆除、下痢による腹痛、消腫には煎じて服用し、皮膚病には粉末を塗布します。

・夏の野草は大概利尿効果が高いというのも、何か自然は私達人間をよく理解しているような気がしますね。

・イヌタデは夏秋の開花時に全草を刈り取り、水洗いし天日干しで2~3日乾かし小さく刻んで「お茶」用とする。

・キビを入れたご飯に、サッと茹でたイヌタデ(全草)を天塩のみというシンプルな味付け(^^)で食しました。味を味わうというよりも、タデのプチプチ食感を楽しめる色鮮やかなご飯になりますよ~♪^^

いぬたでご飯

・イヌタデの葉を茹でてアク抜きして「おひたし」などにすると云う情報もあります。毒性があるという情報は今のところありません。

・粉末による皮膚病への効果があるという事は、「化粧水」を作り役立てる事も可能でありましょう。一昨年作った「ドクダミ化粧水」のように作れる訳だ・・。

イヌタデの花

◆イヌタデ(犬蓼)の野草情報―

■特徴・分布・生育環境~

 草丈30cmほど、時には60cmほどになる1年草です。湿性のある日当たりのよい草地などに生育します。

タデの仲間は花が密につく花穂があるこのイヌタデやオオケタデ等を除いて、専門家でないと区別は容易ではありません。 特に、ボントクタデ、ヤナギタデやハナタデ(別名ヤブタデ)は非常によく似ています。

夏から秋に、細長い花茎を出して、径2~3mmほどの紅紫色から淡紅紫色の小さな花を密につけ細長い穂状になります。 葉は長さ3~8cmほどの広披針形で、通常黒い斑紋がでます。葉先は鋭三角形です。 日本各地から東アジアに広く分布します。里山や 山岳丘陵では少し湿気多い草地などにしばしば見られます。

■名前の由来 ~

 香辛料としてよく利用されている「ヤナギタデ」、別名「ホンタデ」(本物のタデの意味)と同じ「タデ」の名はあるが、異なるので「非なるもの」の「非(イナ)」から「イヌ」に転訛したもののようです。

 しばしば「イヌ」は「犬」で、役に立たないことからの命名であるという説明がなされますが、犬は古い時代から狩猟や牧羊等など有用動物であったことから疑問があります。

 なお、「タデ」の名は、中国の漢名「蓼」を「タデ」と日本語読みしたものであるという記載が江戸時代の本草書にあります。

■文化的背景・利用 ~

 単にタデ(蓼)といえば、通常はヤナギタデを指し、本物のタデという意味で「ホンタデ」とも呼ばれます。 葉などがとても辛いのでお刺身の香辛料として使われてきています。双葉の頃から辛いので、ちょっと味わってみればヤナギタデであるとわかります。

 このような辛い草でも食べる虫がいて一日中タデだけを食べている様子から「蓼食う虫も好きずき」という諺が生まれました。

 お刺身によく乗せられている濃い紫色の双葉には、同じように辛味があるヤナギタデの変種、ムラサキタデやイトタデなども使われるようです。 イヌタデ、ハナタデやボントクタデは、香辛料には使われません。

 万葉集には「蓼」の名で三首に現れていて古い時代から知られていたことがうかがえます。ただし、どのタデかははっきりとしてはいないようです。

 また、幼い女の子たちが、この花をバラバラにして盛り付けてご飯に見立てて「赤まんま(ご飯)」として「ままごと」に使ったことから「赤マンマ」の別名があります。

■似たものとの区別・見分け方~

 花が似たオオケタデなどは草丈が1m近くにもなるので区別できます。上述の通り、他のタデの仲間は見分けが難しく、正直自信はありませんが、イヌタデでは花穂が明確なので判りやすい種です。

   (http://www.geocities.jp/tama9midorijii/ptop/ip/inutade.html参照・抜粋)


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