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髪を切る事と髪型を造ること

2020.09.10 14:38

僕たち美容師にとって

髪を切らせていただく事は手段の一つでありゴールではありません。


その先にあるお客様のお悩みの解消、喜び、生活のお手伝い、社会貢献

そしてそこから生まれる自己成長、存在意義の確立

それがあることを忘れてはいけません。


そしてカットにおいても

綺麗に、上手に切れること自体に意味はなく

デザインを造る、という事の為の手段だと思っています。


(一般の方には少し怖いかもしれません笑)


綺麗に切れる、

というのは明確な基準があって、

それと比べどうだったか

と評価するものであり、綺麗かどうか、うまく出来たかどうか、の判断ができます。


実際にお客様のカットをするときには

素敵なデザインかどうか

似合っているかどうか

ライフスタイルに合っているかどうか

手入れが簡単かどうか

など、あらゆる要素を加味して正解を探しデザインしていきます

ただし100%の正解は無いものだと思います


この時に綺麗に、上手に切れる技術を手段として

その上

どう切ったら似合うのか

ここを切ったらもっと長持ちするんじゃないのか

と、無い正解に近づくよう試行錯誤をします

その思考が大事なように思います。



どんな仕事でもそうなのでしょうし

そもそもが当たり前の話ではあるのですが


絶対に忘れてはいけない自分への戒めとして!



大久保 翔