「ふたたびの千代田」あれこれ
2016.07.12 14:11
今回は珍しく、自分の小説を語る記事ですw
この話は、「箱根編完結」をお読みいただいた方には察していいただいてるかもしれませんが、箱根編の小鉄の「二人で一緒に・・・」発言から思いついた話です。
「玉蘭の咲く頃」を書いて以降、自分の中では、「剣望くんが三葉に戻る=坂口さん家で暮らす」というのが規定値になっていたので、前にUPした「後日譚」やその前段階となる本編(まだ全然書き進んでないけどw)ではその設定で話を考えてました。
そんな訳で、箱根編を再読して小鉄の上記発言を改めて読んだときも、ここで、小鉄と一緒に暮らすという展開に雪崩れ込まないのが原作小鉄&狭霧の距離感よね、と最初は思ったのですが・・・
でも、待てよ。小鉄はこの発言時点では、徳成邸を出ることを考えていたのよね。雪也の髪を梳ったり、襟元を直したり、雪也のお世話をする(笑)以上のプライオリティを剣望くんとの同居に置いてたってことだよね。勿論、箱根編の荒んだ生活を送る剣望くんを助け出したいという特殊事情があったとはいえ、小鉄にとって、徳成邸から出るという選択肢はアリなんだ・・・
という想念が一気に心をよぎった瞬間、天啓のように、PG7月号の展開が頭に浮かんだのでありましたw
坂口さんが一人暮らしを続けていたら、当然、剣望くんは坂口さんの元へ戻るとは思うのですが、一乃介さんが坂口さん家の居候だったら別の展開も考えうるかも、と思いつき、一気に話ができましたw
小説は、UPしたのが全部なんですが、話を考えている段階では、長老と小鉄の会話とか、雪也と小鉄の会話とか色々裏設定もあって、そっちのほうも考えるのがとっても楽しかったです♪