報告書をお送りしてからのご相談も承ります。

先日、リフォームコンパス東京表参道店にＩ様がお越しくださいました。

当初は暮らしの診断シートからのお問合せでしたので、

Ｉ様専用に作成した、リフォーム会社の選定報告書をお送りしていたのですが、

来店でのご相談も希望いただいたので、この日お越しいただくことになりました。

Ｉ様は女性お一人でご来店いただき、詳しくお話をお伺いしたところ、

ご高齢のお母様とペットのワンちゃんと一緒に築40年弱の木造住宅にお住まいとのことでした。

建物については、

中古でご入居されたお家なので、その際に内装のリフォームは済まされていたこと、

また10年ほど前に外装の工事をされたことなどをお話しくださいましたが、

強風時に雨が降ると、サッシまわりから雨漏りが発生することや

東日本大震災の経験もしている建物なので、耐震性が気になること、

今後のお母様との生活を踏まえ、間取りの変更も希望されていることなど

今回のリフォームのきっかけやご希望内容についてもお聞きすることができました。

物件的にはＩ様のお宅は再建築不可となっている様で、

お悩みを解決するためには、リフォームで対応していくしかないことになります。

ただし、暮らし方を変えていくためには、ある程度の間取り変更は避けられません。

一般的に木造住宅の間取り変更は、比較的簡単にできると言われていますが、

実は柱や壁を撤去することで、住宅の耐震性は大きく変わってしまうことがあります。

特に40年近く前、幸い新耐震基準以降の建物ではあったのですが、

やはり年数的には劣化も出てきますので、本来の耐震性は無くなっています。

そこに加えて、安易な形で間取りの変更をしてしまうと、

思いのほか建物の耐震性が低下してしまう場合もあるのです。

Ｉ様は特に耐震性も気にしていらっしゃいましたので、

ご説明させていただくと、非常にご納得いただいた様子でした。

そこであらためて、選定報告書に記載させていただいた各社の詳しいご説明をさせていただき、

耐震工事に実績があり、提案力のある４社をご紹介させていただくことになりました。

Ｉ様はご高齢のお母様や、こちらも高齢のワンちゃんのことも気づかいながら

前向きに進められることに少し安心した様な表情をされながら、お帰りになられました。

リフォーム経験豊富な担当者からは、思わぬ素敵な提案が出てくることがあります。

Ｉ様にもぜひお打合せを楽しんでいただけたら、と思いながらお見送りさせていただきました。

Ｉ様、ご来店ありがとうございました。

Kousuke Kitamura