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リハビリ×ピラティス

2020.09.11 05:10

こんにちは。高松市仏生山町ソマリのピラティス&ヨガインストラクター、理学療法士のYUKAです。

この記事では

・ピラティスはリハビリ現場においてどのような効果が期待できるか?

・ふつうの筋トレと何が違うのか?

・高齢者でもできるのか?

の3点について説明していきます。


・ピラティスはリハビリ現場においてどのような効果が期待できるか?

私自身、ピラティスの資格を取得後も訪問リハビリの現場で指導をしていました。その経験をもとに言えることは、伝統的なリハビリにおける筋トレよりもわかりやすく効果が出やすいということ。簡単な動きなので自主トレとして処方しても取り組みやすいと思います。

注意するポイントや意識する部分を明確に伝える必要があります。

・呼吸と連動して動くと動作時の痛みが緩和されること。

・感覚障害の方へはイメージを使って分かりやすく動きを伝えること。

・インナーマッスルが正しく使えるように単純な動きで練習する。

・実際の動作へ応用の仕方を整理する。

など

リハビリに熱心な方であれば、2週間~1ヶ月ほどで効果が出始めることが多かったです。

・動作がスムーズになる。

・座位や立位の耐久性が上がる。

・疼痛減少

など

このようにいつもと変わらない運動だけど呼吸と連動させたり、少しインナーマッスルに意識するように指導するだけで、早く効果的に結果が出やすいです。


・ふつうの筋トレと何が違うのか?

動き方は従来の筋トレとほぼ同じだけど意識する部分を明確であること。

呼吸と動きを連動させるので難しく考えなくてもインナーマッスルが使われやすくなる。

セラピストのハンドリングに依存せず自分でインナーマッスルを活性化できる。

うまくいっている時とそうでない時を患者様自身でも確認しやすいので自主トレしやすい。


・高齢者でもできるのか?

ピラティスはもともと戦時中に負傷した兵士のリハビリのために開発されたものです。

高齢者や身体障害が重度の方から健常者やスポーツ選手まで幅広い方に効果があります。

基本は呼吸のやり方です。それをマスターして少しずつ動きを加えていって呼吸とインナーマッスルの連動を乱さないように動くという進め方です。

高齢者には理解が難しかったり、受け入れられないのでは?と思うかもしれませんが、そういう方には難しい説明は少なく簡単な口頭支持と介助で行うなどの工夫して進めると良いです。動きに慣れてきたら介助を減らしたり、注意点を追加するなど徐々にレベルをあげていくとスムーズです。

そのような細かな段階設定を可能にするためにも

まずはセラピスト自身がピラティスの効果を体感してからご自身のリハビリ指導メニューに組み込むことをオススメします。

セラピストは身体のしくみや使い方のプロであるはずなのに腰痛を抱えている方は多いです。移乗動作の介助や中腰での指導や介助を日常的に行うので無理もありません。

しかし、ピラティスを理解してインナーマッスル優位にすると、腰への負担を回避する動き方やご自身の身体のメンテナンスが容易になります。

また、ご自身の身体で体感するので筋連結や身体の使い方の理解がさらに深まると思います。


リハビリでピラティスやヨガを利用している方はどんどん増えていると思います。興味がある方はまずはご自身の身体のメンテナンスを兼ねてピラティスを始めてみてください。