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演劇集団 東京直角街

彼らなしでは

2020.09.15 13:09

ハンバーガー屋に行った。


注文カウンターで対応してくれたのは、ブンさんという若い東南アジア系の男の人だった。


ドリンクを作りながら「メニューご覧になってお待ち下さい」と彼は言った。


うまっ。


日本語も美しいし仕事もできる。


「395番お願いします」と言いながら先輩らしき日本人にドリンクを渡して、カウンターに来た。


先輩はかったるい感じで蓋を閉めている。


よっぽどブンさんの方ができるやん。


ブンさんは僕の注文にも、丁寧な接し方で、流暢な日本語で対応してくれた。


彼のようなアジアの若者が近頃の日本の飲食店やコンビニの接客を席巻しているのは、もしかしたらシンプルに日本の若者よりも接客が上手だからかもしれない、と思った。


「ウーバーイーツでーす」


ウーバーイーツが来た。


見ると、ウーバーイーツの人もまた、東南アジア系の若い男の人だった。


ブンさんとお互いに日本語でやりとりしていた。


もしかしたら母国語で通じる同士かもしれないが、郷に入ってはでちゃんと日本語だ。


なぜだか泣きそうになってしまった。




今や日本は彼らの存在なくしては回っていかないだろう。


もちろん日本人も頑張っているのだが、はるばる日本に出てきて、外国語として日本語を習得し、日本人を相手にして働いている彼らを思うとやはり肩入れしてしまうよなあ。


逆を考えると、多くの日本人にそんな所業はできまい、と思ってしまう。


以前、新大久保でフィールドワークをした時に話を聞いたネパールの方2人とベトナムの方は、3人中3人とも出稼ぎだった。


新宿近辺は海外送金所が充実しているからこの辺で働いていると言っていた。


尊敬の念である。


彼らと仲良くなって、ダメな部分も知りたい。


実は稼ぎの半分くらい競馬で溶かしている、とか。


…ないかな。




いずれにしても、お話にする案件だ。


いずれの日にか。


この辺で擱筆。

写真は「サイバーテロでも始めるんか。」