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たまには真面目なお話を

2016.06.29 09:05

のび太です!サワディーカップ!
めっちゃお久しぶりです!

もうすぐ夏休み!みなさん予定はたてましたか?

海水浴に花火大会、マリンスポーツと、夏ならではのイベント盛りだくさんですね。

ここプーケットは雨季とはいえ、日中の最高気温は通年を通して33度前後。

常夏の陽気に雨季ならではのスコールと、数少ない季節の変化を感じられるこの時期、

やっぱりマリンスポーツといえばダイビングは外せません!

さて、今日はそのダイビングに参加するにあたっての少し真面目なお話です。

スキューバダイビング・・・圧縮空気を使用して、
本来人が長時間いることができない水中世界を楽しむスポーツ。

他のスポーツと違い、下は10歳~上限なしの万人が楽しめるダイビング、
ルールを守ればこれほど安全なスポーツもありません。

但し、参加する皆さんの健康状態如何によっては、
安全のために定められたルールに反してしまい、
ダイビングをお楽しみいただけない事もあります。

そのため、のび太が働くカタダイビングサービスでは
ダイビングツアーに参加される全ての方にメディカルチェックを
確認いただいています。

このメディカルチェックはWRSTC(World Recreational Scuba Training Council)という
ダイバー資格最低指導基準を定めている組織が発行したものを基準とし、
日本はもとより世界中で参考にされているメディカルチェックとなっています。

生活習慣病など、日常生活に支障がないような症状でも、
水中世界では話が違ってきます。

水圧下における体調の変化、服用している薬の効果など、
実際何が起こるのか分からない不安があります。

ルールを守れば安全、裏を返せば守らなければ、そう、それは大変危険な事。

例えば、赤信号は渡っちゃダメですよね?

でも、
「他に車がいないから」
「他の人も無視しているから」
「急いでいるから」
等の理由でルールを破る人ももちろんいますよね。

でもこれってぜ~んぶ「自分勝手」な理由です。

ちょっと極端ですが、
「他人に迷惑かけなければいい」、要は「自己責任でしょ?」と

勘違いしてしまっているのだと思います。

「ルール」というのは、
「自分」だけではなく「他者」とうまく共存するために人が作り上げたものです。

法律しかり、遊びのルールしかり、
家事分担ルールなんてのももちろんそうです。(笑)

そのルールを破る時点で、
すでに「自己責任」ではなく、「連帯責任」になってしまいます。

話を戻しますが、このメディカルチェック、
健康な方であればなんの問題もないのですが、

生活習慣病などで項目に当てはまった方や60歳以上の高齢者の方などは、
医師の診断書が必要になっています。

悲しいかな、こういった取り組みは、
全てのダイビングサービスが実施しているわけではなく、
場所によってはなんの確認もなくダイビングに参加させてくれる所も存在します。

「前に潜ったドコソコではこんなチェックは必要なかった」

「自分の判断でダイビングをするんだから自己責任でOKでしょう?」

「自己責任」・・・、はい、皆さんこの言葉、よ~く考えてください。

やる、やらないは「自己責任」、でも、その先を考えると?

「所詮自分たちが責任を負いたくないからでしょう?」

当たり前じゃないですか!

サービスを提供する側から考えれば、
そのリスクを考えるのは至極真っ当な事でしょう。
それをないがしろにして平気のへの字で営業しているお店こそ怖いと
のび太は考えます。

また、このメディカルチェック、仮に虚偽の申告をして実際に何か起こってしまったら
当然本人やお店だけでなく、その場に居合わせた全ての相手に影響を与えます。

例えば

乗り合い船でのダイビング、ツアー中に事故発生!
次のステップ
・ツアー中止、港に引き返す
・緊急ボート手配、緊急下船

これ、考えてみるとツアー妨害です。

ダイビング乗り合い船会社から損害賠償を求められる可能性もゼロとは言えません。
また、同じツアーに居合わせた他の方々からも、人道的にはどうであれ、
そのツアーを妨害されたという事実には変わりがないはずです。

「また突拍子もないことまで・・・」

はたしてそうでしょうか?

少々難しく話してしまいましたが、安全にダイビングを楽しむためのスタンスというお話しでした。

健康第一!目指せ健康ダイバー!

※上記内容はのび太の主観と偏見で書いております。
不快に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、のび太の一個人のたわごとと
さらっと流してくださいな!