旅人の木
緑の匂い、土の匂い、海の匂い、鼻の下を通り抜ける風の匂いが変わりました。
台風が運んでくる季節の変わり目。
大きく深呼吸すると空気が美味しい季節の到来です。
今年の台風は石垣島を直撃コースから外し、沖縄本島や本土へ向かい、先日の10号では九州地方に甚大な被害が出てしまいました。
被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
庭に植えてから10年以上になる扇芭蕉(オウギバショウ)があるのですが、剪定した房をそのまま外に放置していたら、なんとも美しい種が出てきました。
我が家のオオギバショウは1番大きいもので約5mくらいの高さがあります。
一体何本のオオギバショウがあるのか、見える範囲で数えてみたら31本ありました。
▪️ オウギバショウまたはタビビトノキ(旅人の木) 。英語名は"Traveller's Palm(旅人のヤシ)※ヤシではなくゴクラクチョウカ科に属する。マダガスカル原産のバナナに似た木。
その木の種がこちら↓
※青い部分は種を包む皮なので、種そのものは茶色です。
なんとも美しいコバルトブルーカラーの旅人の木の実(種)です。一切着色なしの天然の青。
房と葉を付けたままカットすれば立派なオブジェになります。
"旅人の木"の名前の由来は、 扇の形の葉が東西へと広がりコンパスの役割を果たし、また葉や茎に雨水を貯めるためることも出来るため、旅人の喉の渇きを潤していたからだとも言われています。
なるほど…
確かに旦那さんがこの木の葉を剪定しているとき、ドバーッと水が出てきてましたが、実際は虫の死骸や泥、枯葉などが入っていてさすがに飲み水としてはキツいかな、、。
末広がりの扇型なので縁起が良く、贈り物としても人気の植物です。
ここまで育つのは南国の風土ならではなので本土では鉢植えで小さく育つそうです。
花言葉は「何ものも恐れぬ精神」
不思議なのは、何故こんな美しいブルーの種なのか?と言うこと。
この木のどこに、この色を作る細胞があるのでしょうかね?
種はそのまま外に放っておくと鳥が全部食べてしまうので、気がつくのが遅ければ無くなっている事も多々あります。
もしかすると、この"タビビトノキ"は自分の子孫を残すためにわざと鮮やかな色の種にして、野鳥がついばみ、種を運んでくれる事を考えているのでは、、、オーマイガ。
「自然には何の無駄もない」
きっと意味があってこんな美しい色になったのだろうと思います。
大人になると、いろいろと怖いこととか、臆病になることがありますが、何だか勇気もらいますね。自然って凄い。
あら、
商品のご紹介するのをすっかり忘れてしまいました!
ただ今、オンラインショップで販売を開始する為に準備しているものがあるので少しだけご覧下さいませ。
この他にも準備しているものがありますが。
今月末辺りに準備が整いそうです。
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