アイロンorパーマ?
お客様との会話の中でよくあるワード。
『アイロンとパーマどっちが痛みますか?』
『コテで巻くのめんどくさいのでパーマかけようかなって思ってます。』
『この写真みたいワンカールのパーマかけたいです』
『この写真みたいなパーマかけたいんですけど?』
『スタイリングするのめんどくさいのでパーマかけようかと思って。』
『パーマかけたいです。朝なにもしなくていいように。スタイリング剤はつけません』
どれもよく聞くワードです。
皆さんも美容師に言った事ないですか?
どれもメチャ気持ちわかります。
これが本当の本音ですからね。
私はこれらのワードに対する返答迷います。
なにかできればと本気で思っています。
が、色々やってきましたがほぼどれもムリでした。
まず、ヘアカタログの写真は詐欺です。
パーマ必要と書いてますが、どれもパーマかけていなくてアイロンでそれ風になってるだけです。
なので、ツヤツヤの弾むようなボブのワンカールはパーマだけでは再現できません。
巻く前提で巻きやすくする為のパーマをかけて、その後自宅では髪の表面を軽くブローして最終的に毛先を巻く必要があります。
それで初めて雑誌風のヘアスタイルになります。
最近のヘアカタログのパーマスタイルは、かかり具合でいくとゆるめで太いロッド(髪に巻く筒みたいなやつ)で本数少なめにかけます。
そういうパーマは、朝スタイリングが必須です。
そして、スタイリング剤も必須です。
だって、夜シャンプーして朝起きたらパーマなくなってませんか?
なので、朝に水スプレーなどで濡らしてカールを戻してドライヤーでゆっくり熱を当ててパーマを伸ばさないように。そして最後、ムースやワックスで改めてゆるウェーブを戻してキープさせます。
それくらい、人は寝相悪いです。
髪の摩擦でパーマがゆるみますから。
なにもしなくていいパーマはきつめのパーマしかないです。
そして、髪のダメージには、私、細心の注意を払ってカットして、薬剤なども髪に合わせて選んで気をつけてパーマかけてます。
なので、私のパーマで髪が傷んだ的な事ってあんまり言われないんですが、
たまに、凄い髪の量を減らした状態(髪をすきまくった)でパーマかけたいと言われます。
気持ちはわかるのですが、それに比例して、ダメージとパサつきは防ぎようがないです。
髪は大抵毛先から痛むので、すくという事は、短い髪の毛がいっぱいできるという事なので、短い毛から痛みます。そして髪全体が傷んでパサついて見えます。
そして洗い流さないトリートメントもつけないではもう厳しいです。
ある程度、お客様にはアイロンを使う準備をしてもらいです。
こういう話しをお客様にすると切ない顔をされます。わたしも切ないです。
でも、お客様の髪をキレイに見せたいんです!
これはマジです。
ぜひ、アイロンをひとつの買う用意をお願いします。
長さにもよりますが32ミリのサイズです。
そして、巻き方は教えれるので練習してみましょう。
アドバイスはできます。
巻く回数は多くてだいたい8〜10ヶ所くらいです。
毛先ワンカールですみます。
あと、手ぐしでゆるめてムースつけるだけです。
最近、使いやすいムースあります。
健康でキレイでオシャレな髪を届けたいサイトウでした。
当然ですがスタイルによってはパーマの方が良い時もあります。
なのでご相談ください。