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precious pure one STORY✨

わたし痛くもかゆくないので、大丈夫なんですけど…

2020.09.14 06:06

わたしはだいじょうぶ


 夫の健康のため、わたしは付き添い感覚で毎年行っていた人間ドック。

検査が全て終わったあと、明治記念館のお弁当を食べてから、検査結果の問診待ち、ねむっ😴

 

「紹介状を書くのですぐ、病院に行ってください。」

 

「わたしですか?」

 

なんでわたし? 婦人科って? 人間ドックに婦人科検診入っていないのに…

 

聞くと、血液検査の中に、腫瘍マーカー検査が入っていたらしい!

そんな事も知らなかった。

 

腫瘍マーカーの数値が飛び抜けて高かった。

 

それでもピンとこない。

 

まっ、旅行前に行っとくか、くらい気楽に、近くの大学病院へ。

 

すると、直ぐに検査

 

腫瘍マーカー、コルポスコープ、内視鏡、超音波検査、CT検査、MRI検査…

 

思ったより検査が多く、結局何度か病院に行くことになりました。

 

そして最終的な検査結果は、2週間後。

 

わたしは、旅行を優先し、病院に検査結果を聞きに行ったのは3週間以上経ってから。

 

心の準備も何もなく

 

「〇〇がんですね、入院できますか?手術ですね、全摘しましょう」

 

「ん? わたし、何でもないし、ぜんぜん大丈夫ですけど…」

 

痛くもかゆくもない


「痛くもかゆくもないです…」

 

「それが、がんなんです」

 

一瞬でがん患者!?

この瞬間、わたしはがん患者になりました。

痛くもかゆくもないのに、入院?手術?全摘?って、そんなぁ、ん? もしかして死んじゃうの? どこも悪くないのにっ

 

なんでわたしが…


多分、がんになった人は、一回は頭をよぎるワードでしょう…

 

なんで私ががんになったの?

 

自分の過去を振り返り、健康管理、食事、運動、遊び過ぎ、人に優しくなかった?、親の言う事聞かなかった、不真面目だった……

あらゆる事を取り上げてみるけど、どれも真実味がなく、納得する理由は見つかりませんでした。

 

今はね、思うんです。

なにごとにも、痛くもかゆくもない、ぜんぜん大丈夫なようにして、生きてきたわたしには、ドカンと一発、大きく身体をこわすほどの超刺激を与えないと、自分の人生を生きずに終わる、と神様がしびれを切らして、ビッグチャンスを与えたのだと…


確かに、がんがきっかけで、わたしの人生は大きく変わっていくのです•*¨*•.¸¸♬︎