🌸ブログで読む『ただいま大須商店街⑩-前編-』～反撃～ 2021.12.07 07:00 杉山議員「ここ、大須は…名駅以上、いや…銀座、青山も目じゃない…。ここ愛知も、大須が引っ張ります。もう、魅力のない土地なんて言わせません！」《OSU五番街計画》の討論会会場の先陣を切ったのはこの計画を推進する杉山大作議員。その杉山に対抗するのは、倒れた正さんに代わって反対派を代表する近藤大輔。ずっと昔から、"あがり症”だった大輔に不安を感じていた久美子。久美子の予想通り、たくさんの商店街の人たちの前で、頭が真っ白くなってしまった大輔。そんな大輔に、居ても立ってもいられなくなり、思わずステージに飛び出した、久美子でしたが…。🔶前回のお話🔶 🌸ブログで読む『ただいま大須商店街⑨-後編-』～OSU五番街計画・賛成派vs反対派～ 叩きつけるように、テーブルにグラスを置いた久美子。ビクッと仰け反る、大輔は真顔のまま・・・久美子「ああ～～～～～～！！ムカつく！ムカつくーーーーーーーーーーッ…」そのまテーブルに突っ伏す久美子。大輔「すまん…。あの…」久美子「ああ～～～～～～～～～！！！！」怒りの治まらない久美子の空っぽのグラスに、おずおずとビールを注ぐ大輔。大輔「俺が、不甲斐ないばっかりに…。」 久美子「ああ～～～～～～～！！！！」大輔「ま…あの…これから、どうする…」大輔の言葉は独り言のようだった。久美子「もう！あんたがそんなんでどうすんのぉ～～っ！！」大輔「ごめん…」久美子「もぉ～～～～！しっかりしぃ～やぁ～！！」 久美子「（気を取り直して）じゃあ、さぁ…もう…」大輔「！？」久美子「一軒、一軒回って、説得していこう！」大輔「…！？」 久美子「あんな奴に、この街を変えられるなんて、まっぴらごめんよっ！！！！」 翌日― 久美子「はい！」大輔「よし！」久美子「優太？本当に一人で大丈夫？」 優太「うん！」久美子「じゃあ！行くよ！」大輔「（頷いて）」久美子・大輔・優太「よしっ！」 久美子「お願いします！」店主「いいよ！いいよぉ！」 久美子「あの…。（チラシに目を落とし）」 大輔「指重さん！今度ね！これやるんだわっ！」 大輔「大須の…」指重さん「いや！ごめんっ！」大輔「えっ…」指重さん「勘弁してよぉっ！」大輔「あっ…。そう……」 優太「お願いします！」 店主「もらうだけね…」 店主「そんなんやらないよぉ！！」大輔「いや…」 大輔「ちょっと…あの…」 久美子「どうか、この街をこのまま残す…、反対派に一票、お願いします！」奥さん「気持ちは良く分かるんだけどね…。」 奥さん「私も…。ここに、長いこと暮らして、商売もやってるし…」久美子「（頷いて）」奥さん「街には、愛着はあるし…」久美子「ああ…」 奥さん「でも、ここはボロいし…」久美子「…」奥さん「（チラシを返し）新しい方がね…。何かと良いんじゃない…」久美子「はぁぁ…」 🔶ロケ地情報🔶この場面にはたくさんのロケ地となったお店が登場します。舞台となった「まつだや」以外は、すべて実在するお店ばかり。屋号がそのまま登場したお店もありました。🏠広光時計舗住所：大須３丁目３６－３０TEL：052-241-4608営業時間：11：00～19：00定休日：火曜日久美子が一番最初に≪反対派の署名≫をお願いするチラシを持っていった時計店。東仁王門通り沿いにあり、ドラマの冒頭に出て来た、「オッソブラジル」の目の前にあります。 店先のショーケースには子ども用から大人用の色んなメーカーの時計や懐中時計が並んでいて、初めて大須に遊びに行った時には、外国人の若い方が２人椅子に座って、ご主人に相談をされている光景が目に入りました。 🏠指重タンス店住所：大須3丁目15-8TEL：052-241-3147営業時間：10:30〜18:30定休日：（不定休あり）大輔が一番最初にチラシを持っていったタンス店。この章の冒頭に出てくる「末廣屋」に近い、赤門通沿いにあります。 🏠久美子が最後にチラシを配った店舗兼住宅住所：愛知県名古屋市中区大須３丁目３７近辺（別のロケ地を探索中の路地で偶然見つけたのですが、ちょっとここで本当に合っているのか自信がない場所ではあります💦） 『大須商店街』は８つの振興組合で組織されています。最初にご紹介した「広光時計舗」は≪名古屋大須東仁王門通商店街振興組合≫に加盟。「指重タンス店」は≪大須赤門通商店街振興組合≫に加盟。「赤門通商店街」はアーケードの無い“青空の見える商店街”と呼ばれ、毎月28日にはこの通りが歩行者天国になり縁日が立ちます。「赤門ニッパチ祭り」と呼ばれるこの縁日にはコスプレイヤーたちの姿も見られ、大須ならではの賑わいを見せます。（❖詳細は大須赤門通商店街公式HPをご覧下さい(=ﾟωﾟ)ﾉ) 「指重タンス店」さんの壁面には👆こんな《赤門推す推す隊》のポスターも見られました🤩