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老健かけはしブログ

郷土料理の日 第7弾 岡山県編

2020.09.14 07:09

月に一度の郷土料理の日シリーズ第7弾、今月は岡山県のメニューを提供しました。

今日の担当は”栄養科のウンチク王”ことメンズRDです。宜しくお願いします。

本日のメインは岡山県の蒜山(ひるぜん)地方に伝わる、祭りやお祝い事には欠かせない一品、”蒜山おこわ”です。赤飯を炊くときに、間違えてちらし寿司の具材を入れてしまったのが起源で、もち米に小豆、鶏肉、油揚げ、椎茸、牛蒡、人参、栗が入り、醤油の上品な風味と素材の旨みを味わえる五目おこわです(ウンチク①)。

秋~冬にかけての食材がふんだんに使われており、美味しさはもちろんですが旬の食材はとても栄養価が高いので、ぜひご家庭でも作ってみてはいかがでしょうか!


ちなみに、もち米の主成分はデンプン質の「アミロペクチン」というもので、粘り気が強く消化スピードが遅いため、腹持ちが良いと言われています。噛み応えがある点も特徴の一つで、しっかり噛むことで満腹中枢が刺激され、食べ過ぎ防止にも役立ちます。また、アミロペクチンには胃を温めてくれる効果があります。体を温めることによって血行が良くなり、消化を助けながら代謝機能を上げる効果が期待出来るそうです(ウンチク②)。


それでは、ここで炊きあがったばかりの蒜山おこわを見てみましょう!

なんと一釜30合分です!(約60人分)驚きの量ですね!

その後、炊きあがった蒜山おこわは利用者さま一人一人の量に合わせて盛り付けを行っています。

続いて、副食は収穫量全国3位の冬瓜を用いたエビあんかけと、さっぱり頂けるキュウリの中華酢漬けです。冬瓜の旬は夏季ですが、そのまま切らずに置いておくと冬まで保存が利くということから冬の瓜→「冬瓜」と呼ばれたそうです(ウンチク③)。


そして、デザートはある果物のムースを提供しました。


皆さん、岡山県の果物と言えば何を思い浮かべるでしょうか?

県南部は美しく彩られた瀬戸内海が広がる岡山県は「晴れの国」と呼ばれ、気候は温暖でブドウと桃が名産品です(ウンチク④)。今回は”桃”を用いたムースを提供しました。


実際に食べられた方からは「ムースは見た目が可愛く、甘みもあって美味しかった。」とご好評でした。


今日は4ウンチクでしたが、いかがでしたでしょうか?

さて、次回の行事食は9月26日の敬老の日です。郷土料理の日は第8弾として10月26日に熊本県の高菜めしと太平燕(タイピーエン)を提供予定です。お楽しみに!


Posted by メンズRD