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元留学生のメモ帳

ヤンキース前半戦総括②救援陣

2016.07.15 03:29

救援陣(ERA3.78-AL7位)評価B

ベタンセス、ミラーにチャップマンを加え、MLB史上最高の救援陣を形成したと言われていたヤンキース。前半戦を終え救援防御率はリーグ7位。悪い数字ではないが、最強トリオがいる割にはそこまで突出した数字とは言えない。その理由は下記

ベタンセス、ミラー、チャップマンーERA 2.15、WHIP 0.88、K/9 15.32、K/BB 8.41

それ以外ーERA 4.91、WHIP 1.33、K/9 7.98、K/BB 2.71

チャップマンを獲得した一方、去年ミドルリリーバーとして活躍したウィルソン、ウォーレンを放出したことで三人以外に頼れる中継ぎがいない状況になってしまった。それにより、勝ちパターンに持っていけると勝利に結びつく可能性が上がった一方で、同点やビハインドの状況で先発が降りた後に追加点を取られリードを広げられて負けるというパターンも目立った。

以下が主な投手の成績


ベタンセス A

今年も圧倒的な奪三振率でヤンキース勝利の方程式の一員を形成。ただ、ここ数年の登板過多に加え今年もここまで43試合登板(シーズン79試合ペース)による勤続疲労の影響が心配だ。実際過去2年に比べ防御率は悪化。個人的にはリベラのように後15年ヤンキースの絶対的な守護神として君臨できるように、気を遣ってほしい。

ミラー A

移籍2年目の今年も素晴らしい活躍で自身初のオールスター選出。三人の中でも最も安定感ある投球をしている。ただベタンセス同様登板過多が心配。

チャップマン A

DV事件により一ヶ月遅れの開幕となったが、セーブ失敗もわずか1回と素晴らしい投球内容。


ミラーやチャップマンにはトレードの噂もあるが、キャッシュマンがどのような決断をするのか見所である。個人的な意見だと優勝争いをしているチームで救援陣を欲しているチームも多いので、契約最終年のチャップマンを放出して若手を獲得すべきだと思う。