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JAPANESE TIP

岩手 / みししっぴ饂飩

2016.07.15 04:27

【岩手県/盛岡市/みししっぴ饂飩】

盛岡市街からすこし離れた場所にみししっぴ饂飩はある。

お店が出来て約4年。うどん文化のない盛岡で「うどんなのに値段が高い!」とよく言われたそう。

しかし、今ではお客さんが次から次へとやってくる、地元に愛されているうどん屋さんになっている。

食器や内装にも手をかけておられ、聞くところによると、店主の正一さんと、奥さんの加奈さんは東京時代にデザイン関係の仕事をされており、向こうで知り合われたとのこと。家庭の理由で店主の地元である盛岡に帰ってこられた。正一さんは始めスーパーで働いていたのそうで

「当時、スーパーの食品偽造にたずさわっていたんです。その経験からそこで働くのが嫌になった。」と話す。

子どもが生まれたのもきっかけで、まっとうにやりたい!

安さだけでなく、子どもにも食べさせられる安心なものを!と考えるようになり

うどんがもともと好きだったのもあり、思いついたのがうどん屋さんだったという。

 そこから正一さんは香川にしばらく修業にいき、うどんを一から学んだそう。

しかし、香川の讃岐うどんは安く提供している物が多く、安さにこだわっていると、いつかどこかでひずみが生じる。と香川から帰って来ても勉強の日々が続いたのだとか。

「修業はしたけれど、香川のうどん、讃岐うどんではない。このうどんはうちのオリジナル。」と胸を張って話す。

よけいなものは一切加えず、昔から伝わるうどんづくりを普通にやっているだけ。

無駄も出さないことにも徹底し、農家さんの思いも、素材本来の味も伝えていきたい。

そして、自分たちの想いをゆっくりでも来てくれたお客さんに伝えていければとお二人は話す。

みししっぴ饂飩の名前の由来は、ながく続く、100年続くお店にしたい!ということから。と教えてくれた。

この場所を選んだ理由は。と聞くと

「季節によって違う山の表情を見ながらお店がしたい。そして土着的なとこもあるんでしょうね。山に対する思いがあるんです。だから山が見える場所にいると落ち着く。」と正一さん。

この山のように、みんなが安心し、この地域で無くてはならないお店に。

盛岡に来られた際は、こだわり抜かれた、みししっぴのうどんを食べに是非!

■お店の場所

住所:岩手県盛岡市月が丘3丁目30−8

電話:019-646-2645