大弛峠へ超級山岳サイクリングに行ってきました

大弛峠（山梨県）へ走りに行ってきました。

ご参加された皆様、大変お疲れ様でした！！

大垂水峠ではなく、大弛峠（おおだるみとうげ）です。

一般車が通行出来る道の中では日本一高い標高で、なんと2365mです。

まさに超級と言っても過言ではない過酷な山です。（富士山の五合目よりも高い）

今回は塩山駅の近くのコインパーキングに各々車を停めて、塩山駅をスタート。

ぶどう棚を横目にフルーツラインを走って、クリスタルラインを目指します。

クリスタルラインに出れば、もうあとは道なりにひたすら30km弱登り続けます。

ぶどう狩りもいいシーズンですねぇ。

少しづつ雨が降ってきましたが、むしろ涼しくて走りやすかったです。

『辛さ』ではほぼ中間地点となる乙女湖で小休止です。

乙女湖のすぐ先にはT字路があって、左に行けば焼山峠へ向かう道となり、大弛峠方面は真っ直ぐです。

T字路付近（小学校跡地付近）には公衆トイレと最後の自販機がありますので、補給を忘れずに。

乙女湖で既に気温は17度で山頂はさらに寒くなる事が予測されます。

しっかり防寒対策もしているので、引き続き山頂を目指します。

あたりは真っ白です。

ラスト3kmまで来てついに限界に達したお二人…

ラスト1kmの看板までがとても遠かった！

なんとか山頂に到着！！

いつのまにか雨も上がってました。

速いライダーさんには山頂で長く待たせてしまい、寒い思いをさせて申し訳なかったです！

ここまで長い峠であれば、次回は脚力に合わせてスタート時間を調整する方が良いかもしれませんね。

今回8名でアタックしましたが、訳あって2名とは山頂を共にできませんでした。

トラブルもあって時間もかなりかかってしまったので、本当の目的地であった『夢の庭園』は断念しました。

またリベンジ企画を行いたい所存でございます！！

そして、走った後は温泉と手打ちそばを頂き、帰路につきました。

温泉は定番の？

ほったらかし温泉です。

【使用機材】

バイク:S-WORKS TARMAC SL7

ホイール:ROVAL アルピニストCLX

タイヤ:S-WORKSターボコットン

コンポ:SRAM RED ETAP AXS

ホイールは普段はラピーデCLXを履かせて走ってますが、アルピニストの方がしなやかな感じで走りやすい印象？

タイヤがターボコットンだったので、タイヤの恩恵がかなり大きいかもしれませんが。

そして、久しぶりにターボコットンを使いましたが、やはり小刻みな振動やショックの角が取れる感じで、とてもスムーズ！快適でした。

店主お気に入りのコンチネンタル GP5000の方がグリップ力は勝りますが、快適性はターボコットンの方がとても良いので、ロング派の人やサイクリング思考の方ならターボコットンが良いですね。

しかし、GP5000だって旧型の4000と比べれば、もっちり感が上がって快適な乗り心地になってます。

はい、私はGP5000が好きです。

ちなみに先日限定発売されたGP5000のツールドフランスエディションは、通常のGP5000と異なり、サイドウォールが強化されて、耐パンク性に優れます。

そして私も400kmほど使ってみましたが、乗り心地は通常モデルよりも硬かったです。

やはり『丈夫さ』と『乗り心地』については構造上両立はなかなか難しいのです。

耐久性を上げる為に、耐パンク層を厚く設ければ、しなやかさは損なわれるのです。

何を求めるかによって、お勧めするタイヤは変わりますので、都度都度お客様のニーズに合わせてタイヤのチョイスをお手伝いしますよ。

【ぜひ大弛峠へ】

私がこの大弛峠をお勧めするポイントとしては、2000m超えの峠として東京からのアクセスの良さが1番に考えられます。

輪行で府中から塩山駅まで行っても高尾で乗り換えるだけ！

片道2時間ですので、そんなに苦ではありません。車なら1時間くらいです。

塩山駅から山頂までは30km強となる道のりで、気軽に(アクセス的に)超級山岳にチャレンジできます。

関東で1番爽快な峠としてはやっぱり乗鞍であると思っていますが、日帰りで行くには正直遠いので、宿泊前提でいきたいですね。

森林限界を超えてからの眺めは、他とは全く違う風景が楽しめます。

富士山や乗鞍にチャレンジされるにしても、まずは大弛峠で肩慣らし？してみてはいかがでしょうか？？

眺めは正直良くないですが笑

登山道を少し登れば眺望の良い「夢の庭園」に出られますが、ビンディングシューズでは厳しい道のりですので、行くなら靴を持っていって下さい。

防寒対策を行って、ぜひ走りに行ってみてはいかがでしょうか？？