民俗学・宗像先生シリーズで鼻血ふいた話
2020.09.15 09:09
『マスターキートン』がお好きな同志にすごくすごくオススメしたい(とっくにご存じだったらすみません)この一冊は最高です! 宗像先生シリーズ。
▼あらすじ
東亜文化大学の民俗学の教授・宗像伝奇(むなかたただくす)は、日本各地に伝わる神話や伝説を取材し、はるかな古代そこで実際に何が起きたのか、を奔放な想像力と行動力を武器に解き明かしていく(amazon)
古代は7つの星が観測されていたはずなのに、現代は6つしかない「プレアデス星団」。
7人の白鳥姉妹が水浴びして遊んでたら羽衣を隠されて末娘だけ帰れなくなる世界の「白鳥伝説」。
日本にもよく似た話が各地に伝わっている「羽衣伝説」。
その羽衣伝説が残る地は、実は「ヤマトタケル」が訪れた地であり、それは「鉄」の産地とぴったり符合し、なぜか「白鳥」の飛来する地域とも合致しているーー
という要素が、ネックレスのようにみるみるつながっていくのが超エキサイティングでした。
現代の出雲から出発して、最終的に古代ヒッタイトの話がはじまるからね! 鼻血!!!
歴史好き、民俗学好きにはたまらない本です。お好きな方はぜひともご一読をば。