必ずこの経験をもとに次のステップへ
こんにちは、採用担当の松本です。本日は東日本営業部に所属し、首都圏の小売企業を担当する女性の営業にインタビューしてきました。
プロフィール
A.F
営業部
海外との接点を求めて商社、物流業界を志望。2013年新卒入社。商品部に配属され、メープルシロップなどのブランド担当を務めた後、商品開発の視点を養うため営業部へ異動。
初めての海外出張
富永貿易にはどのようにして入社しましたか?
まず自分の中で絶対譲れないポイントが、海外との接点があるということでしたので港湾倉庫や国際物流、あとは専門商社などを中心に見ていました。海外との接点に重きを置いていたのであまり商材は気にしていなかったんですが、もともと紅茶は好きでしたし、食品はやっぱり身近な商材なので面白そうだと思うようになりました。選考が進んでいた企業で港湾倉庫と、富永貿易と同じ食品専門商社があったのですが最終的に一番雰囲気が良かった富永貿易に入社を決めました。
入社後、商品部に配属されましたが最初はどんな仕事をしていましたか?
1年目は商品を供給するために船の手配や倉庫作業のスケジュール管理、海外の支払い業務や発注などの業務を行っていました。2年目からは「モンファボリ」メープルシロップ、紅茶の「BPL」や「HAMPSTEAD TEA」、「LOMBARD」ポップコーンなどのブランドを担当するようになりました。
特に思い入れのあるブランドはありますか?
初めて、かつ1人で海外出張を任されたカナダ産の「モンファボリ」メープルシロップです。出張の目的としては商品部の前任と品質管理部が指摘した工場の課題が改善されているかをチェックする役目だったのですが、自分の英語にそこまで自信がなく、かつ品質管理的な観点が自分にちゃんと養われているかも不安だったので「本当に1人で大丈夫かな。」と思いながら行きました。現地で工程をチェックして特に大きな問題はなく、国内に戻ってしっかり結果報告をできたので、ほっと一安心したのを覚えています。それとせっかく行ったので工場を見るだけではもったいないと思い、現地で紹介されたオーガニックメープルシロップの開発に着手しました。色々苦労しましたが何とか立ち上げることができ、一つの結果を残すことができたと思いました。今自分が営業でその商品を販売していると思うと感慨深いものがあります。
最初は不安と緊張の中ということでしたが出張自体は楽しかったですか?
楽しかったです。先方のメーカーは家族経営のような会社でしたので、それこそ私を娘のように思ってくれて、もてなしてくれました。不安を感じながら行ったのでそういった温かい対応をしてくれてありがたかったですし嬉しく思いました。
自ら志願して営業部へ
その後営業部へ異動となりました。自ら志願したと聞きましたがそれはなぜですか?
商品部にいて自分が感じたのが商品開発がうまくいかない、ということでした。何となく美味しいとかオシャレなので売れるんじゃないかという感覚で開発に着手しても、価格は消費者にとって本当に求めやすいのか、どのように販促を行っていくのかというような声が出てきて、単純に消費者目線だけではモノは作れないということを痛感しました。また実際に立ち上げまでこぎつけた商品でもなかなか思うように売れない。営業部ではどのように提案し、どういった理由で顧客から断られているのか、現場の声を聴いてなぜ売れないのかを考えないと、このまま商品部で仕事をしていくにも限界があると感じ、一度営業部で経験を積ませてほしいと志願しました。
営業部へ異動してきて現在はどのような仕事をしていますか?
小売店への営業と商品開発です。富永貿易では営業も商品開発に関わりますので。また小売店への営業とはいっても直接取引をしている販売先はほとんどないので、9割以上は問屋さんへの営業活動になります。問屋さんとパートナーシップを組みながらどうすればその先の小売店の売上が伸びるのか、どうすれば3社がWIN-WINの関係になれるのかを考えながら日々商談を繰り返しています。
そういった商談の中から生まれた商品はありますか?
「厳選素材」シリーズのジンジャーエールとシークァーサーソーダです。国産の果汁を原料に使用したり、宅配を行っている得意先だったので積載の都合でケースサイズを小さくするために通常30本入りの仕様を20本入りに変更したりしました。通常の開発フローに加え、消費者の方々に受け入れられるため得意先のこだわりやニーズを取り入れた商品開発だったので自分にとって非常に勉強になりました。
営業部での仕事のやりがいは何ですか?
自分のやったことがすぐに成果として数字にあらわれることが楽しく感じます。それとやりがいとは少し違うかもしれませんが、営業はやるもやらないも自分次第だと本当に思うので、 自分で立てた目標に対し、達成のためのプロセスを考えて自分にタスクを課したり、 それを管理・遂行する能力が身につき自己成長できたと実感しています。
経験を通じてさらに能力を発揮できる働き方を
これまで仕事で辛かったことはありますか?
これは商品部でも営業部でも共通していることなのですが、商品を求められているのに供給できなかったときです。商品部のときは発注を管理する立場として社内外に対して申し訳なかったですし、営業部のときは商品の製造が間に合わず欠品してしまい得意先へお詫びにいきましたが、何よりもその先にいる商品を必要としてくれている消費者の皆さまにお届けできないということを考えると本当に申し訳ないとともに辛いと感じました。
他部署から営業部に異動してきた立場として営業に必要だと感じる資質や能力はありますか?
さっきも言いましたが営業はやるもやらないも自分次第なので男女問わず積極的に動き続けることは必要だなと感じます。あとは富永貿易の場合、取り扱いする商品が多く輸入商品も国産商品もありますし、営業自身が商品開発して在庫管理等するケースもありますのでマルチタスクをこなす能力も必要かなと感じました。
商品部、営業部と経験してきて今後挑戦したいことはありますか?
もともとは営業部を経験してから商品部に戻り、もう一度本格的に商品開発に取り組みたいと考えていました。でも二つの部署を経験してきて自分はある目標を達成するために様々な課題に対処したり、社内調整したり、スケジュール管理したり、どちらかというと社内サポート的な仕事が向いているんじゃないかと考えるようになりました。もちろん営業部でも商品部でも必要な能力だとは思いますが、よりそれに特化した業務があれば挑戦してみたいという気持ちもあります。
最後に富永貿易の良いところを教えてください。
「人を想ってくれる会社」というところです。キャリアプランを考慮して異動させてもらったり、最近でいうとコロナ対策として在宅勤務制度を素早く導入したり、ということもありました。一緒に働く人たちもみんな良い人ばかりで働きやすい環境が整っていると思います。
本日はありがとうございました。より活躍の場を広げて頑張ってください!