生きづらかった私を救ってくれた本のこと(note)
2020.09.16 05:35
「自分ちにある家具が重い」
「本当はなにもいらない」
「いっそ出家したい」
という欲求がずっとありました。
友だちは「坊さんにでも取り憑かれとんのか」というし、心療内科では境界性パーソナリティ障害だと言われるし、大量にだされた薬について薬剤師のオカンは「絶対飲んだらあかん!」とえらい剣幕で止めるし、という20代。
まわりは、みんな立派でした。結婚して、お子さんができて、それはとてもかわいくて。
友だちが「家買った!」と言っている横で、私は住民票をちょろまかそうとしたのが明るみに出て、事案として裁判所に送られそうになっていました。
結局、事件になるのも科料を課されるのも免れたけど、おのれのどうしようもなさは月日を経ても変わらなかった。
どうして私はこうなのだろう。
幸せの根本の大事なところで共感できないのは何が悪いのだろう。
と思っていたときに、出版されたのがこの本でした。
たまたま久々に手にとって、当時苦しかったことを思い出しました。
もし同じような生きづらさを抱えている人がいたら、ぜひオススメしたいのです。
そして、生きづらいのは自分が悪いのではなく、キリギリスという種であることを知らずにアリさんのそばにいるからかもしれないと、ちょっとだけ疑うきっかけになったらいいな、と思います。
そんなnoteを書きました▼