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星を繋ぐ猫達 《第4章 テラビトサンプル1号観察記録 2014年秋②》

2016.07.15 14:39

まだまだ梅雨明けしない日本列島、蒸し蒸ししたり暑くて体力を奪われたりで、体調管理が大変ですね。


いかがお過ごしでしょうか?



画像は、2016年個展作品[虚空の舞]


とあるミュージシャンの方が、6月の初めに、突然の心不全で、49歳の生涯を閉じ、この世界を旅立ちました。追悼の意を込めた作品です。急な事で、とてもショックを受けました…ご冥福をお祈りいたします。

画材、三菱ユニポスカ、コピック



そして、今回のお話は、塩についてです。物語開始当初、猫沢さんに、サンプル1号と命名された、私の、食生活は、随分と変化してきました。お陰で、少しづつ体調は良くなり、問題の[漬物石]の除去も進みつつあり、いまいち何かが足りないまま過ごしていた頃の記録です。



《第4章 テラビトサンプル1号観察記録 2014年の秋②》



「減塩て、もしかして…?」


サンプル1号は、大きな疑問にぶつかった事に、ようやく気づいた。


「海の成分と同じ環境の体内に、塩分の補給を制限してしまったら、テラビトの身体機能に支障は出ないのでしょうか?」


「海の成分…もしかして、私達が教わったのは、間違っていたと言う事なのでしょうか?高血圧や心疾患や脳卒中等のリスクがあるから、減塩、薄味と言われてきました…」


「それは一理ありますし、一理の微塵もありません。あなたが示している塩のリスクと言うのは、イオン交換膜製塩法により生成された塩化ナトリウム99%以上ある精製塩の事でしょう」


「精製塩?」


「あなた方の住む国は、塩田を禁止され、工場生産の塩に切り替えられた歴史があります。それらの塩が、あなた方に間違った塩の知識を植え付けました」


「植え付けられた…?」


「そう、本来型の伝統的な塩は、海水を汲み上げ天日や釜で作られ、沢山のミネラルや栄養を含んでいました。それらからミネラルを体内に取り入れ、機能維持をしていたのです。その機能を排除したものが、普段の食卓にのぼり、大量に加工食品等に使われ、病気の元凶となり減塩運動を促しています」


私は、テラビトの塩の歴史の資料を、サンプル1号に渡した。

驚いた事に、私達の星にもテラの海と同じような液体が星を覆っているのだ。成分もよく似ている。


「あなたは、積極的に野菜摂取を増やして減塩と薄味を実践した結果、味覚異常を起こし、ますます体調不良になりました。野菜には多くのカリウムが含まれています。カリウムを含む野菜を沢山食べ続ければ、体内にあるナトリウムは、体外に排泄されてしまい塩不足になります。そして、もう1つ原因があります」


「原因?」


「はい、あなたの食生活の中で、なかなか改善出来ないものです」


私は、サンプル1号の戸棚から持ち出した、ある物を見せた。もちろん、私が、決して口にしない物である。


[つづく]


2016年6月24日から7月6日の2週間、東京 高円寺、猫の額さんにて行われました個展が、無事に終了しました。


また、来年の同じ時期に、猫の額さんにて個展開催が決定しました󾬄よろしくお願いいたします󾠓


(※このブログでは、ブログ小説【猫沢さん作品[幻想の魚の秘密]】架空のSF物語を展開中です。


東京.高円寺[猫の額]さんでの個展とブログ小説の連動型で、お楽しみいただけます。



猫沢さん作品の挿絵のポストカードは[猫の額]さんでも購入出来ますよ(^O^)


※この猫物語は、私の好きなミュージシャン平沢進氏の楽曲をBGMに流しながら浮かんだインスピレーションを元に綴り上げる実験的SF物語制作の一環です)


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