にじのきらめき
当社は多収穫米の取り組みに力を入れています。
多収穫米(たしゅうかくまい)とは?
多収穫米とは、一般的なお米に比べ収穫量が多いお米です。
お米は基本的に重さ当たりの価格で取引されるので、同じ面積のたんぼから多くの量が取れれば、その分作る人は得です。
単価が高い米と比べたとしても、量が多く取れればトータルの収入としては上になることもあり得るわけです。
多く取れる以外にも、今時の多収穫米は様々な特徴を持っています。
(品種は様々あり、以下の特徴は一例です)
・倒れにくい・・・すくすくと背丈高く伸びた稲。実はその分風雨の影響を受けて倒れやすいのです。特に実ったタイミングでやってくる台風は厄介ですが、背丈が低く根元が太い稲なら倒れにくく、風雨による被害を抑えることが出来ます。
・おいしい・・・取れる量だけ多ければ味は二の次、なんて事は全くありません!ブランド米に引けを取らない美味しさがあります。
・暑さに強い・・・温暖化によって気温が上昇していますが、暑すぎるとお米の品質に影響が出ます。今後特に必要とされる特徴と言えます。
・病気に強い・・・稲も病気にかかりますが、特定の病気に対して抵抗力を持っている品種があります。
つまり、量が取れるというだけではなく、いわば時代のニーズに合った品種。当社はその普及拡大に各地の生産者、農協の皆さまと協力して取り組んでいます。
この度、多収穫米「にじのきらめき」の栽培に大変力を入れて頂いているJA北つくば様の刈取講習会に行ってきました。
8月中旬に大雨と風があったそうで、倒伏の被害を受けている痛ましい光景があちこちに見えましたが、その中でも「にじのきらめき」の被害は少なかったそうで、問い合わせが来ているとのこと。
「にじのきらめき」は農研機構が開発したまだ新しい品種ですが、栽培技術指導にも大変熱を入れて頂いているのが伝わってきました。
この「根に一番近い節が短い」という特徴があるので倒れにくいそうです。
比べるのも恥ずかしいのですが、ウチのベランダの稲と全く違います。
試食させて頂きましたがめっちゃおいしく、取材に来ていた方も驚いていました。
これは業務用ユーザーにもご家庭用にも満足して頂けるでしょう。
早く全国の皆さんに味わっていただきたいです。
もちろん当社が全力で販売と普及をしていきますのでよろしくお願いします!