Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

9月12日(月)オンライン稽古日誌

2020.09.25 09:00

どーも、ぼくです。

あ、主宰のBobsonです。


先日、仕事帰りに夜道を歩いていたら、

電動キックボードに乗ったおばちゃんが私の横を颯爽と通り過ぎていきました。

↑こんなんがびゅーんて。かなりのスピードで。

調べたら時速30〜40km出るやつもあるみたいですね。


なんか、未来を感じました。


未来と言えば、私は藤子・F・不二雄先生で、ドラえもん筆頭にSF短編集とか大好きなんですけど、未来のお話ってそう言えば書いたことないですねー。


いつかチャレンジしてみたいと思います。



さて、本日のメニューは


①ラジオ体操&体幹

②「会話」について考えてみよう

③「ミートソース・グラヴィティ」考察

④戯曲を読む「ミートソース・グラヴィティ」


でした。


①ラジオ体操&体幹


はいつも通り。


その後、先週に引き続き


②「会話」について考えてみよう


ということで、団員たちから色々と会話に関する意見をもらいました。


9月から「会話」に関するワークとして、


・日常生活の「会話」と演技の「会話」は何が違う?

・演技における「会話」には何が必要?

・どうしたら「会話」が上手な役者になれる?


について研究していこうというのをやっております。


普段の稽古では結構私の方から模範回答的なものを用意することが多いのですが、今回は一緒に研究しようということで、団員たちの意見を拾いあげて稽古を進めていき、私はなるべくまとめるだけで、いわゆる「演技論」を語らないように進行しています。


909は進化が見れる劇団ですよーみたいなのをたまに言ったりするんですけど、稽古内容も常に進化させていきたいなーと思ってます。

まぁ私が単純にマンネリが嫌いだってこともあるんですけどね。


さて、そして本日は上記のうち2つ目の


・演技における「会話」には何が必要?


について意見をもらいました。


↓出てきた意見はこんな感じ。


聞いた意見をまとめると、「会話」に見せるためには、


戯曲理解(自分の役はもちろん、自分の役を通してみた相手役への理解)



ノンバーバル(非言語)な表現


が非常に大切なのではないかってことです。


そんなまとめをした上で、

ではまず戯曲を理解してみましょうということで。


③「ミートソース・グラヴィティ」考察


です。


こちらの戯曲は先週から扱っているのですが、考察がなかなか楽しいです。

ただ少し入り組んだ構造をしていて、難しい部分があるので、こちらに関しては全員で共通の認識をもてるように、私の方から先に考察を語った上で、みんなから意見をもらいました。


ちなみに戯曲は下のリンクから読めますので、気になった方はぜひ読んでみてください!

また稽古用とか高校生とかで戯曲をお探しの方がいらっしゃいましたら、このリンクはオススメですよ。

ある程度、戯曲に対する考察が固まったところで


④戯曲を読む「ミートソース・グラヴィティ」


です。

先程出た意見を踏まえて今回はノンバーバルな表現を意識して読んでもらいました。


ノンバーバルへの意識を高めるために、

ジブリッシュ(デタラメ語)を使って戯曲をベースに会話します。




これによって言葉から意識を遠ざけられるため、面白いことに台詞があるよりも会話っぽく聞こえるんですよね。まったくデタラメ言語なのに。


ただ中にはジブリッシュそのものへの意識が強すぎてしまって、どんなジブリッシュやればいいんだろうという緊張からか、かえって会話がうまくいかなかった人もいました。

この辺りは面白いワーク結果です。


台詞を話しているとどうしても、邪魔な「意識」というものが発生してしまいます。


「あれ、今少しテンポ遅れたかな」


とか


「この台詞のいい終わりで立つんだ」


とか


普段会話している時には考えないようなことが演技中には発生します。

これをゼロに近づけていく。会話に集中していくにはどうするか。

その辺が来週以降の課題になるのではないでしょうか?




みんなから意見をもらってそれをベースに稽古をやるのも楽しいですね。


この間仕事の時に聞いたんですけど、某大手不動産系企業さんでは、会議の時に1番下のものから順に意見を言っていくルールがあるそうです。

確かに、上の人が意見を先に言ってしまうと、下の人はその意見と違うことを言いづらくなる部分はあるのかなーと思いました。

私は割と上の人の意見と違うことも普通に言っちゃうタイプですが、多分それも上の方々との関係性が既に構築されているからできるのかなーと思います。

結果としては上の人の意見の方がそりゃ通りやすいので、時間的なロスはかなりあって効率的かどうかは疑問な部分はあります。

それでも演劇の稽古場のようにじっくり時間をかけてものごとを詰めれる場では、そんなシステムを採用するのもありなのかなーと感じました。


あ、そうそう、話は変わりまして。

まだまだ909ではオンライン稽古が続くのですが、

先日私は自分の中で映画を解禁しました。


やっぱりスクリーンで見る映画はステキです!

久々だったので、映画の内容を越えた謎の感動がありました。


こちらからは以上です!