人は至るところから興味を持ち成長することができる
2020.09.27 15:05
本棚にあった「文系の私に超わかりやすく数学を教えてください」の表紙を見て、ある小学生の生徒が呟きました。
「サインコサインタンジェントって何?」
昔、中居正広のブラックバラエティを見た生徒に訊かれたことがありましたが、小学生に尋ねられたのは初めてでした。三角形を書いてなるべく簡単に説明します。
「へー」とか言いながら、説明を聞いていましたが、先日やった「比」という言葉に反応して、「同じもの?」と訊いてきます。「そうそう同じもの。辺の比ってだけ」と返すと、すぐさま教材を広げて、改めて比のページを見直していました。いいね!
こうやって今持っている知識と外の知識を結びつけていくと、頭の中に今よりずっと大きなネットができるんですよね。そのネットにはどんどん新しい知識がくっつくようになる。人はこのことを興味と呼ぶのではないでしょうか。
この本自体も内容をだいぶ薄めて、尚且つ言葉をキャッチーにしてあるので、塾の先生から見ると「ん?」といった感じが多いかもしれませんが、その簡単っぽさやキャッチーさをきっかけに救われる子もいるんですよね。
自分の興味関心の幅を広げて、意見や考えが違うものだって取り入れて学んで、それを自分の人生に役立てていきたいですね。
時には目や耳を塞ぐことも大切だけど、心が元気な日は、ガンガン外から新しいものを手に入れてみようね。
それはきっと君の世界を広げるよ。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
人はそれぞれ違うから面白い。