かけはし産ジャガイモが豊作です!
かけはしでは、利用されている皆さまやご家族の皆さまに、楽しみや交流の時間を提供しようと、2017年、2018年にかけはし祭り、2019年にはかけはしホームパーティを開催しました。
もちろん今年度も同様のイベントを開催予定で、そこで美味しいじゃがバターや採れたての枝豆を提供できるよう、かけはしの駐車場南側にある畑にジャガイモと枝豆を植えて育ててきました。
しかしながら、新型コロナウィルスの影響で泣く泣く開催を断念することとなったため、大きなイベントで提供することはできなくなったものの、何とかかけはしに入所されている皆さまに提供しようと、ジャガイモの収穫を行うことにしました(枝豆は貯蔵がきくように大豆になるまで育ててみようと考えています)。
今回は、私たちがジャガイモを育ててきたその軌跡を振り返ってみたいと思います。
プロジェクトのスタートは今年の5月15日です。終業後、有志が集まって畑の草取り、石拾い、畑起こしを行いました。
クワを使って地道に起こしていきます。翌日、全員強い筋肉痛になったそうです。業務に差し障りがあったかどうかは定かではありません。
写真はありませんが、5月29日にメークインと、少しだけシャドウクイーンという紫色のジャガイモを植えました。
順調に芽が出て茎が伸びてきたので、7月17日に土寄せと草取りを行いました。
ジャガイモの花が綺麗に咲いています。
ジャガイモを「根」だと思っている方が多いかも知れませんが、実は「塊茎(かいけい)」といって、茎に由来しているため、日が当たると緑色に変わります。この部分にはソラニンという物質が生成されるのですが、毒性があって食べるとえぐみを感じます。
そうしたイモができると困るのと、根元に土が多い方がたくさん収穫できるので、根元付近に土寄せする必要があるのです。
次の写真は8月上旬の畑の様子です。暑さに負けず、青々とした葉を茂らせています。
そして、迎えた収穫の日。9月16日。ジャガイモは土が乾いている時に収穫するとより長く貯蔵しておけるのですが、秋の長雨で湿った土の中に置いたままだとそれもあまり好ましくないので、雨が上がった隙を狙って収穫することにしました。
日が短くなり、薄暮となっていくなか、次々にイモを収穫していきます。
スコップを使って掘り上げていく際、時にイモを真っ二つにしてしまうことが何度かありましたが、かなりの量のジャガイモを収穫することができました。
なんと、コンテナに5杯分のジャガイモが収穫できました!
1ケースを20㎏とするとおよそ100㎏。
これをじゃがバターとして提供していたとしたらいったい何人分になったでしょうか・・・。
ちなみに、ずいぶんと涼しくなってきたこの日、雨上がりということもあってか、大量の蚊が発生しており、一部スタッフは相当刺されたようです。このような犠牲があったことを決して忘れてはなりません。
さて、今後は収穫したイモが傷まないよう貯蔵して、11月頃、かけはしに入所されている皆さんに何らかの形で提供したいと考えております。いったいどのような形で提供できるでしょうか。
その様子も続報としてお伝えしたいと思います。どうぞお楽しみに!
Posted by 園芸療法士