アクセス解析より〜指を鍛える練習
アクセス解析で
「指を鍛える練習はハノンだけですか」
という質問形式の検索があったようで(笑)。
このサイトのどこにヒットしたのかはイマイチ不明ですが、いいネタなので書きます。
ピアノ弾きの永遠のテーマ!?ともいえる指の訓練。鍛えるというと筋肉とか力をつけるイメージがありますが、もちろんそういうスタミナ的なものも必要で、加えて思うような動き(強弱、緩急も含め)を自在に操れるようになるための制御系の訓練も必要ですよね。
指を鍛えるにあたり、ざっくり2つの道があります。
ハノンやツェルニーやる派 と やらない派。
どちらが正しいか答えはないと思うので、各自が思う道を選べば良いと思います。
私はやらない派。
ですから、先生も「やらない派の先生」を選んでいます。先生もどちらか方向性が分かれているので、自分と同じ方向性の先生に師事するのが上手くいくコツでしょう。
ハノンをやらないといっても、指を鍛えないということはありません。方法が違うだけ。私は弾きたい曲で練習しています。
例えば、今は憧れの悲愴第3楽章☆で少しずつ練習中です。
左手も右手も、ハノンのような音形もありますし、それぞれリズム練習したりスタッカート練習するだけでもトレーニングになります。
弾ける人にはなーんだ、と思われるかもしれませんが、私にとってはこの曲は未踏の地。弾けたらかっこいいな〜〜♪と憧れているので、少しずつ、分解して部分的にでも弾けると楽しいです。
この訓練法で大切なこと。それは「先生にちゃんとした弾き方を習うこと」です。独学でリズム練習など重ねるのも悪くはないと思いますが、我流だと必要な訓練ができない可能性もありますのでね。
私も以前、我流で譜読みしたことがありますが、先生に教わってみると細かいところで色々発見がありました。
例えば
- 手首をなるべく動かさないで指の根元から弾く
- (部分によって)パソコンのキーボードタッチのように指だけで単調に弾くところ
- 和音の掴み方(パリッと決めたい音は手のひら潰れないように弾き、弾いた後はクラゲが泳ぐように上に逃す、指は脱離)
など、独学ではとても思いつかなかったコツを教わりました。
最後まで弾けるようになるのはまだまだ先のことですが、憧れの曲で指訓練できるなんて一石二鳥です♪
メイン練習曲(仕上げて人前で弾く予定)は他に(もちろんシベリウス)ありますが、毎回練習の最初に指訓練でこの悲愴部分をやってます。
ベートーベンの他にはモーツァルトなど古典派は特に訓練に向いていそうです。
楽しく続ける大人のピアノ。