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「真っ直ぐ前だけ向いて生きていく」。

2020.09.20 03:24

こんにちは、ナツコです。


【上ばっかり見てたから下が見たくなった?

下しか見えないから、上が見たい?

馬鹿言うなって。

上だの下だの右だの左だの、

余計なとこばっか見てっから、

肝心なものが見えなくなっちまうんだよ】


【いいか。人間なんてのはな、

真っ直ぐ前だけ向いて生きてきゃいいんだよ】



一気に書いてしまいましたが、

上記は誉田哲也の小説、「ストロベリーナイト」

からの抜粋。


主人公の警部補、姫川玲子に

ガンテツこと、刑事の勝俣が

ラストで投げる台詞です。


「ストロベリーナイト」シリーズは

残酷な描写が多い犯罪読み物なので

好き嫌いがわかれるかもしれませんが、

わたしは大好きな作品群。


月並みな表現ですが、

ひとの強さと弱さが痛みをともなって

迫ってくる小説です。


生きてれば、

落ち込んだり、

なにかのせいにしたくなったり、

絶望したりすることもあると思うのだけれど


そんなときこそ

この言葉を、わたしは思い出します。