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富士の高嶺から見渡せば

「千古罪人」尹美香は世界を欺し歴史を歪曲した

2020.09.20 05:28

「千古罪人」とは歴史に対する罪を負った永遠の罪人という意味である。

韓国検察は9月14日、「慰安婦支援団体」を騙り、実際には「慰安婦ビジネス」にいそしみ私腹を肥やしてきた「挺対協」前理事長・「正義記憶連帯」前代表の尹美香(ユン・ミヒャン)を業務上横領や背任など8件の罪で在宅起訴した。

報道によると、尹美香被告は正義連と前身の挺対協が運営する「戦争と女性の人権博物館」に学芸員資格を持つ職員がいないにも関わらず、学芸員が勤務したように虚偽の申請を行い、2013年から20年にかけ、文化体育観光部とソウル市から計約3億ウォン(約2690万円)の補助金を不正に受け取ったほか、挺対協の職員2人と共謀し、14年から20年にかけて女性家族部の「慰安婦被害者治療事業」「慰安婦被害者保護施設運営費支援事業」に人件費の補助金申請を行うなど、計7事業で合計約6500万ウォンを不正受給したとされる。

聯合ニュース9/14「慰安婦団体の前理事長を在宅起訴 補助金の不正受給・横領疑惑=韓国検察」

尹美香はまた、5つの個人口座を利用して元慰安婦への弔慰金3億3000万ウォン(約3000万円)を受け取った後、5755万ウォン(約510万円)を横領して使った。挺対協経常費2098万ウォン(約188万円)と避難所運営費2182万ウォン(約195万円)も個人用途で使用した。施設に入所中の元慰安婦が重度の認知症であることを知りながら、女性人権賞の賞金1億ウォンのうち5000万ウォン(約450万円)を勝手に正義連に寄付・送金させていた。

朝鮮日報社説9/15「元慰安婦を利用して金もうけ。尹美香氏、まず議員辞職せよ」

これはみな詐欺であり、重大犯罪だ。これが韓国市民運動の化けの皮を剥いだ実態である。今回、起訴された横領や不正会計は、彼らが手にした利益のほんの一部に過ぎず、元慰安婦のために使ってほしいと国民が寄せた膨大な寄付金や公金が実際にどう使われ、どこに流れたのかの全容解明にはほど遠い。

尹美香は国家議員として不逮捕特権を持っているため、有罪で禁固刑が確定するまで拘束されることはない。文在寅政権と与党「共に民主党」は、この間、尹美香を徹底的に擁護し、検察の捜査を牽制してきた。

「機会は均等、過程は公正、結果は正しくなければならない」は、文在寅政府の政治スローガンだが、「タマネギ男」こと曺国(チョグク)前法務部長官や「チョグク・シーズン2」あるいは「タマネギ女」とも称される秋美愛(チュ・ミエ)現法務部長官の家族をめぐる疑惑といい、すべて身内には甘く、機会も過程も結果も、すべて不公正、不合理、不正義でしかない状況が続いている。

韓国の検察と文在寅政権が、尹美香と挺対協、正義連の一連の疑惑について、その全容をどこまで解明し国民に説明するのか、見通しははなはだ暗い。

<国民への詐欺と歴史歪曲の罪>

ところで、ソウルの旧日本大使館前の慰安婦少女像の撤去を求めて活動している国史教科書研究所の金柄憲(キムビョンホン)所長は、尹美香と挺対協・正義連の問題は、今回起訴された横領や背任など金銭的な8つの罪よりも、もっと大きな罪があると主張する。それは何かというと、「慰安婦」を利用して大韓民国の国民だけではなく、国連を欺し、世界中の人々を欺したことだという。以下は、YouTube動画チャンネルチャンネルfujichan「金柄憲所長の特別講義2020年9月15日」からの引用である

(以下引用)「まず第一に慰安婦問題において日本軍が朝鮮の女性を強制的に動員した。嘘です。朝鮮女性の慰安婦は日本軍の性奴隷だった。嘘です。また、当時の慰安婦だった朝鮮の女性はみな戦争犯罪の被害者だった。嘘です。

この3つの内容をもってして大韓民国を欺し、全世界の人々を欺した。国連を欺し、欧州やフランスの議会を欺し、米国の議会を欺した。(中略)もちろん尹美香一人だけでしたことではなく、梨花女子大教授で挺対協共同代表だった尹貞玉(ユン・ジョンオク)とか同じく李効再(イ・ヒョジェ)のような大学教授たちが挺身隊対策協議会を設立し、そこで「挺身隊」と「慰安婦」の区別もできないまま慰安婦問題を扱い、この問題を世界的な大問題としてイシュー化してしまった。」(引用終わり)

尹貞玉と李効再の二人の大学教授については、金柄憲所長は別の講演で、学者にとっては言葉をどう定義するかはもっとも大切な問題であるにも関わらず、「挺身隊」という言葉の意味も実態も分からないまま慰安婦と同列に扱ったとして、学者としては極めて不誠実、教授失格だと厳しく糾弾している。「国民を欺した詐欺であり、30年間にわたって嘘をつき続けてきた。言葉が正しくないことを指摘されたら正さなければならないのに、それを正さず、嘘を押し通した。言葉を正しく使わないことによって信頼を失い、韓国社会を信頼できない国にした」とも言っている。

(Youtube動画・チャンネルfujichan「韓国の良心銅像撤去シリーズ16」)

反日少女像の撤去と女性家族部の解体を主張する保守系の市民グループは8月18日、梨花女子大学正門前で声明を読み上げ、尹貞玉と李効再の二人は吉田清二の強制連行をしたという証言や朝日新聞の報道が虚偽であったことが証明されたあとも、「この問題にはいっさい口を閉ざしている。自分の間違った研究結果が今日まで韓国社会でどれだけ歴史歪曲をしているか省察するなら絶対ありえない、まったく卑怯な沈黙だ」と抗議した。

「反日銅像真相究明共同対策委員会・女性家族部解体推進委員会2020年8月18日抗議声明」Youtube動画「Oldman tubeゆんばん8/20」による日本語訳)

こうした活動や主張が、韓国の主要メディアで扱われることも、日本のメディアで取り上げられることもない。こうした個人ブログやSNSを通じて、粘り強く時間をかけて拡散していくしかないのかもしれない。

<慰安婦の動員と管理の意味>

ところで、金柄憲所長は、慰安婦は「日本軍によって強制動員された」、「日本軍の性奴隷だった」、そして「戦争犯罪被害者だった」という3つの嘘について以下のように説明する。

まず、強制動員について、日本を含めて朝鮮や中国、現地の女性が慰安所で働き慰安婦になる過程は基本的には募集と動員によって行われた。自発的だったかどうかが問題になるが、慰安所がどういう場所であるか知っていた女性は以前から売春に従事し、金を目的をきた人だった。慰安所が何であるか知らないで来た人の方の多くは、いい働き口があると欺された「就業詐欺」による「募集」や、警察や公務員を騙って挺身隊などに応召するよう求める「公務詐称」による「動員」だ。詐欺による募集や動員とは、要するに「人身売買」のことで、人身売買犯によって女性たちは慰安所に送られた。人身売買という金銭のやりとりが絡むところに日本軍が関与することはありえなかったし、その必要もなかった。

詐欺で人身売買をする女衒や仲買人もいたが、さらに重要なのは自分の娘を売り渡す親や養父が多かったことだ。

慰安婦だったとして最初に名乗り出た金学順(キムハクスン)氏の母親は、人身売買犯である養父に40円で娘を売ったことが分かっている。この場合、養父とは合法を仮装した人身売買犯であり詐欺師だった。当時は公娼制だったのでキーセン営業したり、慰安所を経営したりしようと思えば、ちゃんとした書類がなければならなかった。公娼に自分の子供を送り出すためには正式な戸籍謄本と親の承認がなければならなかった。戸籍謄本を偽装できる方法は、養女として戸籍に入れることで、その養父こそがまさに当時の典型的な人身売買犯だった。

しかし、こうした公娼制度や戸籍制度に基づく厳格な手続きのことを逆に考えると、当時、日本統治下の朝鮮半島では、法律に基づく法治主義の原則が貫かれていたことになり、公然たる人身売買や無法は強制連行など、所詮不可能だったことが分かる。

次に、慰安所で慰安婦は性奴隷だったのか?駐屯地の慰安所は軍が管理して慰安所に関するさまざまな規定があった。慰安婦を管理するとは、合法的に公娼に従事する女性のために、公金・税金を使って保護し、性病予防や軍事機密の保全を徹底することだった。また慰安所を利用する軍人を管理するために、慰安所を利用する際の料金表や様々な利用規定を設け、酒をたくさん飲むな、慰安婦に暴力を行使するな、軍紀を乱すな、軍事機密を流出させるな、などと命令し、管理した。

ところで「日帝によって朝鮮の女性が慰安婦として強制動員された」と主張する挺対協や尹美香のような人たちは、「日本軍が慰安婦を管理した」ということをもって、「日本軍が朝鮮の女性を強制動員した」とこじつけの論理を展開する。日本軍が慰安所の運営に関わったことをもって、「広義の強制性」を認めた河野談話と似通ったような論理だ。

しかし、管理と動員はまったく別のことであり、当時の公娼制のもとで管理は当然のことであり、官が管理しなければそれは単に「私娼」ということになると、金柄憲(キムビョンホン)所長はいう。

(以下引用)「挺身隊と慰安婦の区分もできない尹貞玉(ユンジョンオク)と李効再(イヒョジェ)をはじめ、動員と募集、そして管理の区分もできない多くの慰安婦問題に関連した多くの人たち、その代表は挺対協、正義連です。これが今、大韓民国を混乱のるつぼの中に落とし、韓日関係を破綻させた人たちです。その中心に尹美香(ユンミヒャン)がいる。(中略)この慰安婦問題をもってして日本帝国によって強制的に動員され、日本軍によって強制的に動員された日本軍の性奴隷だ。第2次世界大戦の戦争犯罪の被害者だ、と騒ぎ立て、この問題を大きくしてきた、その罪は、いつかは必ず、大きな代価を払わなければなりません。もちろん尹美香一人だけではない。大韓民国の女性家族部、そして慰安婦被害者法をつくった国家女性家族委員会もです。慰安婦被害者法に出てくる慰安婦被害者を何と言っているか、『日本帝国によって強制的に動員された』と定義している。それが嘘なのです。慰安婦被害者法は無効です。(中略)尹美香は今回、起訴された内容で処罰を受けると同時にこれからは、この慰安婦問題をもって国内、国外で詐欺をしたことに対しても処罰を受けなければなりません。」(YouTube動画fチャンネルujichanより 引用終わり)

尹美香が、まさに「千古罪人」たる所以だ。