チカバノカレーが食べられない！？

オープンした月の10月15日から、ご愛好頂いております、毎月15日にだけメニューに登場する”チカバノカレー“

7月で21回目のチカバノカレーの日でした。

毎月欠かさず食べに来て下さる方

何とな～くタイミングの合わない方

思い出したら過ぎてしまっていた方

やっと来れた！と言って下さる方

たまたま来たら、ラッキーだった方

たくさんの方々に食べていただけて、嬉しい限り。

このチカバノカレーを最初のうちから食べて、ほぼ毎月カレーを食べに来店される女性のお客さんがいらっしゃるのですが、

最初の頃、お友達でしょうか2人くらいで来られてたのですが、チカバノカレーにハマってしまい、職場の方達と数人で来店されるようになりました。

来店するごとに話は弾み、すっかり常連さん。

そんなある月のチカバノカレーの日。

その日はお二人でご来店。

食事も終わり、いつものように少しお喋り。

『私達、結婚するんですよ～』なんて話してくれて、ビックリよりも嬉しいこと嬉しいこと！

長いことお付き合いのあるわけでも、友人であるわけでもない、ただの食堂の店主というだけの私に、そんな話をしてくれるなんて。

しかも、『今日はその報告も兼ねてカレー食べに来ました！』と。

涙が出そうなくらい嬉しかった事は、今でも大切な気持ち。

店をやっていて、嬉しい事の１つに、お客さんの変わっていく姿を影ながら見ていられる事。

お子様連れの常連さん、月を年を重ねる毎に大きくなっていくお子さんの姿を見ていられる事。

最初はまだぎこちない中、デートを重ねるうちに“二人”になって、いつしか夫婦になって来店される姿。

恐いものなんか何もない！と肩で風切ってたお兄ちゃんが、スーツ姿で丸い顔になっていく姿。

この店を訪れる”人“達の、“生”活がチラッと見える事も、ここにいる私にしか味わえないモノだとも思う。

話が大分それましたが、そんな彼女は只今妊娠８ヶ月。

これまで皆勤賞で表彰しなきゃいけないくらい、出席率のいいカレーの日にもうあと1・2回で来れなくなってしまい、「チカバノカレーが食べられない！？」

そんな幸せな会話をしながら、21回目のチカバノカレーの日は終わりましたとさ。。