竹製の米研ぎ笊(ざる)
驚くほどの使い心地です
朝食はパン派だった私たちが、最近お米を食べるようになりました。
ここ数年ステンレスのパンチングボウルでお米を研いでいたのですが、年齢を重ねたせいか指先にシャカシャカと金属があたり続けることに少々辛さを感じてきていました。また、パンチングボウルの穴にお米が入り込んで砕けるのも気になります。お米を洗う回数が増えたので、この小さなストレスを改善したいと思っていたこの頃・・・。
先日、使い込まれた竹製の米研ぎ笊を譲っていただく機会がありました。
竹製の米研ぎ笊は編み目にお米が挟まりそうだし、手入れも面倒・・・というイメージ。
丁寧な暮らしをされている方々が使うものであり、私のような雑な性格には使いこなせないのでは・・・と思っていましたが、使ってみると驚くほど使い心地が良いのです。
指先への当たりが柔らかく優しい。水切れもパンチングボウルより良い。思ったより編み目にお米は挟まらないし、挟まってもトントンと笊を叩けばすぐに落ちる。水気をよく切って風通しの良い場所に引っ掛けておけばすぐに乾く。「これは私にも使いこなせるのではないか?・・・というか、使いたい!」と思った次第。
譲っていただいた米研ぎ笊は直径27センチ。調べてみるとお米1升用!3合のお米を洗うには大き過ぎます。というわけで3合用を購入しました。
米研ぎ笊は、普通の笊よりも編み目が細かく、手にもお米にもキズがつかないように竹のツルツルとした表皮が内側になるように編まれています。
譲っていただいた笊も、購入した笊も宮城県製。日々のハードな使用にも耐えられるよう大変しっかりと編まれていて、細部の処理もとても丁寧。「用の美」を感じます。
これから長く使うことになるであろう3合用の笊。1升用の笊のようにあめ色に経年変化していく様を楽しみたいと思います。