夏休み前!観光コンサルタントが教える、忘れちゃいけない旅行準備ポイント!
旅立つとき!
夏休みも目前という時期になってきました。
早々と暑い日が続き、各地で大雨と、何かと天候に振り回されている今年。
またちょっと日本を飛び出せばテロやら治安の悪化。
オリンピック開催地であるブラジルのリオデジャネイロでは、警察もストライキになるなど不安はたくさんですね。
旅行の行き先も、ちょっと慎重になっていませんか?
とは言え、旅行というのは家を飛び出し、知らない土地を散策するもの。
「ん?ちょっと寒いな」
とタンスを開けば着るものが出てくる環境とは全く違うわけです。
荷物の準備というのは、思っている以上に大事です!
観光コンサルタントをしている私、石田宜久はも一時期はパックパッカーでした。
40Lのバックパック背負って歩き回っていました。
観光コンサルタントとして、旅行の仕方もセミナーでお話しさせていただいている通り、旅行に約束事などをありません。
しかし普段の生活では当たり前の物が、旅先に在るとは限りませんし、買ってしまうと余計な荷物になることもあります。
そうすれば大きなカバンが必要なの?
そもそもどのくらいの荷物を持ってる方がいいの?
あれもこれも、あった方がいいかな?心配だな!?
軽い方がいいけど、セキュリティー的にはどう??
とにかく、旅というのは慎重さも必要だし、大胆さも必要。
今回は“旅好き”観光コンサルタントとして、ちょこっとだけヒントを教えちゃいます。
まずはバック!
旅支度の一番最初には、まず荷物を入れるバックが必要になりますね。
これまでの旅行を振り返って、どんなカバンを選んできましたか?
リュック
キャリーケース・スーツケース
ボストンバッグ
スポーツバッグ
ほとんど場合、これら4つの選択肢に当てはまると思います。
たまに肩掛けのショルダーバッグ一つで旅行している人を見かけますが、おそらく1泊2泊でしょう。
ここでは、バッグ別旅のスタイルについて考えてみましょう。
リュック
外国人、特に欧米人はリュックを好みますね。
というのも、欧米人はもともとパッケージツアーに参加せずに、個人で計画を立て移動しながら旅行するスタイルが一般的です。
なので、荷物を持って移動することが多くなるので、機動力重視が大きなポイントになるわけです。
またどうしても荷物が大きくなってしまう他の選択肢では、ロッカーに荷物を入れることを考えなくてはいけません。
その際に大きいロッカーの争奪戦が勃発してしまいます。
確保できなければ、荷物をもって移動しなければいけなくなるので、非常に負担になってしまいます。
つまり、リュックの場合は、
「荷物の重さの割には負担が少なく、移動の際の機動力が保たれる」
点にメリットがあります。
実は登山でも使われるように、両手が空き、しっかりとベルトを締めれば体に密着して、かなりの重さを軽減することができます。
ちゃんと背負えると、肩・腰・背中に重さを分散し、重さの割には楽に持つことができる画期的な性能を誇ります。
そのため、高齢者の方にも私はお勧めしていて、実際に手で荷物を持つよりも楽、と、ご好評いただいております。
ただし!
やはり背負う特性上、足腰に不安があったり、腰痛がある人には注意が必要です。
またパッキングの知識がないと、荷物が安定せずに、逆にふら付く原因になってしまうこともデメリットとしてあります。
そこで荷物自体を引きずって歩ける、
キャリーケース・スーツケース
最近の物はバッグ自体の重さも軽くなっていますし、やはりあのゴロゴロは運びやすさ抜群ですね。
またハードタイプのものは、飛行機で預けたり、バスのトランクに入れた際の中身へのダメージはほぼありません。
他のバッグのタイプでは、どうしても中身への影響があるので、チューブの歯磨きが押されて中身で暴発してるなんてことは避けられますね。
多くの物はしっかりとした鍵が付いているので、ある程度のセキュリティーが保たれるのも安心です。
もちろんカバンごと持っていかれたら、元も子もありませんが、それは皆同じです。
ただやはりキャスターの威力を最大限に活かせない、でこぼこ道や雨道、泥道などではもうお手上げです。
むしろ持ちにくいバッグとして非常に邪魔な存在になってしまいます。
また大きいサイズのものは、結局重くなってしまい、場所も取るので、旅行の機動力は大変落ちます。
ロッカーに入れられても、回収しなくてはいけないので旅行プランに制限がかかってしまいます。
そこで出てくるのが、
ボストンバッグ・スポーツバッグ
現代の日本人観光客の国内旅行者は、ほとんどがこのタイプを使っていますね。
と、言うのも、小学生、中学生の時の修学旅行。
多くの人が初めての大旅行で使用するのがこの形のバッグなんです。
その名残で、日本人は旅行というと、ボルトンバッグか肩にかけられるスポーツバッグを選択します。
またツアーでは基本的にバッグは預けっぱなしで、宿泊施設まで触れることがない点でも使いやすさがあるのでしょう。
なんといってもバッグ自体が軽いこと。
そして幅広い環境で使えます。
荷物の重さはありますが、そもそも持って歩く用のバッグ。
持ち難いわけがありません。
最近ではこのタイプのバッグにキャスターが付いているものもあります。
持ち運ぶ面での負担はかなり軽減されますね。
しかし、あまりにも重くなってしまうと、逆に動きづらくなってしまいます。
構造上手で持つ、あるいは肩にかけるので、重さは直に体に響きます。
布製のものが多いので、パンパンに詰めてしまうと、重さがダイレクトに負担になります。
またキャスターがついたものは、どうしても後ろに長くなってしまうので、操作に問題が発生。
キャリーケース以上に、周囲に気を付けて運ばなければ、トラブルの原因にもなってしまいます。
持ちやすさを求め小さすぎると物が入らない。
容量を大きくしてしまうと、重く負担になってしまう。
他のタイプのバッグと比べると、荷物の量を気にしなくてはいけなくなります。
やはり敵は「重さ」
ここまでバッグの種類について紹介してきましたが、お気づきの様に「重さ」というのはかなりポイントになります。
それはそうですよね。
最初にお伝えしたように、家では普通にあるものが無い場合、それは持っていくしかありません。
特に最近ではカメラ/ビデオカメラはもちろん。
スマホにタブレット。
それぞれの充電器。
バックアップ用の電池にバッテリー。
意外と重量のあるものを持たないといけない時代になりました。
どこで重量を削減するのか?悩みますよねぇ。
とはいえ、ちゃんと見れば、充電器もみんな同じアダプターだったり、家電量販店に行けば軽量化されたものも売っています。
少々予算を使うことになりますが、活用すれば重さを減らすことはできます。
コインランドリーを積極的に活用しよう!
衣類もあれもこれもと持っていけば、意外と重い要因になります。
旅先でのおしゃれは二の次です!
ビジネスホテルではコインランドリーが置いてある場合がありますし、探せば意外と見つかるものです。
予算に余裕があれば、ホテルに頼んでしまうのも一つの手です。
私が主に考えるのは衣類の機能性。
乾きやすい素材であれば、雨に濡れてしまっても、宿泊先にぶら下げておけば次の日の朝には乾きます。
コインランドリーが無くても、水道でバチャバチャ洗ってお風呂場に干しておけば、ある程度の清潔感は保たれます。
時間を使ってコインランドリーを探すよりは、時間のロスは少なくて済みますよ。
また、日本国内でも、南北の移動では気温差があります。
高地に行けばさらに気温差が出ます。
しっかりと目的地の気候と気温を把握して準備をしないと、
「持って行ったけど一度も着なかった(涙)」
なんて、余計なものを持っていく羽目にもあります。
つまり減らすことができた重量ですね。
どこへ行こうか楽しみなのはわかりますが、視野を広げて気候もリサーチしておきましょう。
最後にやはり気になるセキュリティー。
一生懸命準備をしても、心無い悪いことしようという奴らは、残念ながら旅行者を狙っています。
私が旅先で出会った方は、自転車用のチェーンロックを持っていました。
柱にくっ付けておくんだそうです。
もちろん、カバンの口にも南京錠が。
先にも書きましたが、カバンごと持っていかれると元も子もありません。
しかしここは人の心理なのか、あえて中身だけを狙うということは、スリ以外はめったにありません。
スリも、財布のありかがわからなければ、どんなに常習犯でも取られることはありません。
つまり、カバンの口を締め、カバン自体も死守できれば、バッグに関するセキュリティーは保たれることになります。
幸い日本では、駅やショッピングモールにコインロッカーが設置してあるので、もし不安であれば入れてしまうことが安全につながります。
その際には回収する手間がかかるので、旅行の時間にロスがかかることになるのですが、安心は安心ですね。
それでも、荷物から距離ができるので、観光コンサルタントとしては一度胸に手を当てて考える事をお勧めしています。
またセキュリティーと言っても、現代では盗難や事件だけではありませんね。
スマートフォンやタブレット、デジタルカメラでさえWi-Fiに接続可能です。
あまり信用性のないアクセスポイントはやはり避けるべきです。
そして頻繁にSNSに居場所を投稿しない事です。
旅先にいる。つまり自宅には・・・??
普段は居場所など投稿することがなくても、旅行に行っていると急に投稿が増えたりもします。
知らない地で、SNS頼りにあなたに近づく人がいるかもしれませんよ。
実際にSNSが原因の犯罪が起きている今、忘れてはいけないセキュリティーです。
いかがでしたか?
旅行に行くといっても、ちょっと視点を変えると、気にもしなかったポイントがいくつか出てくるものです。
旅行カバンなんてどれも同じ!
ではないんですよ。
気を付けていれば犯罪なんて!
ではないんですよ!
何が起きても不思議ではないのが旅行。
だから面白くて、ワクワクが止まらない!
その反面、普段では考えもしない事を、しっかり考えないと、「ん?おかしいな?」なんて出来事になってしまいます。
どんな旅をするのか。
それに合わせて自分のスタイルを決めていくと、旅行の楽しみ方も変わってきますよ。