ZIPANG-4 TOKIO 2020「古事記」「日本書紀」にも登場する日本の小さな城下町〜古代の面影を保ち続ける出石町の佇まい〜(その1)
歴史が息づく町並み情緒は更に、人力車が決める!!
お客さん! 本日は何方まで?片岡愛之助様の公演に…ヘイ承知しました〜っ!
出石永楽館だね〜!♫
毎年、秋になると女性客と車夫の、こんなやり取りが交わされます・・・
出石永楽館のロゴマーク。暖簾に描かれた頭と嘴に気づかれた方はおありだろうか?・・・
答は・・・絶滅危惧種であり
国指定の特別天然記念物である町の鳥、コウノトリがモチーフです。(しかし、豊岡盆地である出石町が営巣地とされ、1971~2006年の間、日本の空ら消えていたのです。)
それでは、これは何でしょうか?余り、見慣れない道具みたいですが・・・
ギブアップですか⁉実は小生も右へ習えです…🧐
正解は…廻り舞台を地下で裏方が操作する木製回転装置の一部でした。!! 🙃
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いま世界的に新型コロナパンデミックの真っ只中ですが、日本ではこれに追討ちをかけるように、7月初旬には異常気象による局地的な集中豪雨現象が各地に発生しております。気象庁はこれを称して、「令和2年集中豪雨」と命名しました。
特に熊本県南部、川辺川・球磨川流域を中心とした地区では急激な増水濁流で81名の方々が死亡、行方不明となられる一方、岐阜県下では広範囲に亘る崖崩れや土砂災害、幹線道路の崩落で交通網の遮断。飛騨川流域を中心とする地域では家屋の損壊、浸水等の被害がありました。
ここに謹んで被災された方々への御見舞と共に尊き命を犠牲にされた方々へ深く哀悼の意を捧げます。
残された私達はその戴いたメッセージを正しく新しい未来へと生かす事を誓い祈念するものであります。
編集局記
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出石 有子山頂上からの眺め
出石城 お城が近いですね~「登城橋」
かっては、お殿様やお侍さんたちも、この橋を渡ったのですね…歴史を感じます。
出石城下町 目抜き通りのタイムスリップ
如何にもレトロな町並みですが…あれっ!この昭和30年代的匂いプンプンの看板スターは
「おミズ」?よく見ると確か、昭和34年に「黒い花びら」で鮮烈デビューした…
そして、第1回日本レコード大賞を受賞した歌手 水原 弘では?
彼の看板が、未だ存在してるなんて・・・
出石(いずし)は、「古事記」「日本書紀」にも名前が記載されているほどの古い町。室町時代には守護大名・山名一族の拠点となり、但馬地方の中心として繁栄したのでした。
山名氏が滅びた後には小出氏が領主となり、出石城の築城とともに城下町が整備されます。出石藩は五万八千石の雄藩として栄え、小出氏、松平氏、仙石氏と領主を変えながら、270年の歴史を経て明治に至りました。
但馬開発の祖神を祀る出石神社、江戸時代の出石を見守ってきた出石城跡、近畿最古の芝居小屋である出石永楽館など、史跡を巡りながら、古代から中世、近世と、さまざまな時代を行き来できるのが出石の魅力。
それでは、出石の深い歴史と文化に触れる旅、
不詳 鎹八咫烏がご案内させて頂きます
明治34年開館 近畿最古の芝居小屋
✜ 出石永楽館 ✜
1階、2階あわせ350席ありますが、現在はコロナウイルスの対策から130席にて営業です。
2階席上の壁には、当時そのままの看板が掛けられており、懐古感の演出が行き届いている。
一度は閉館するも、44年の時を経て奇跡の復活を遂げた出石永楽館。
全盛期の大正時代の姿が忠実に復元された、貴重な劇場機構は必見です。
出石永楽館は、明治34年に開館した近畿最古の芝居小屋です。歌舞伎をはじめ新派劇や寄席などが上演され、 但馬の大衆文化の中心として栄えましたが、テレビの普及や娯楽の多様化などにより昭和39年に閉館しました。
その後、地元から復活を望む声が高まり、約20年にわたる復原に向けた活動を経て、平成20年に44年の時を経て蘇りました。
歌舞伎俳優の片岡愛之助さんが出演する永楽館歌舞伎は、今や出石の一大イベント。 初日を前に行われるお練りには、出石の人口を遥かに超える4万人もの人々が詰めかけます。
片岡愛之助と言えば、半沢直樹シリーズで演じるオネエキャラ…金融庁の黒崎監査官が台湾でも大変な人気だそうで・・・
出石 永楽館の舞台下で男二人による廻り舞台の手動操作。お疲れさまです・・・
興行の無い日は一般公開されていて見学が可能です。
芝居小屋として一番華やかだった大正時代の姿が忠実に復原されていて、
廻り舞台、奈落、花道といった貴重な劇場機構を余さず見て回ることができます。
古い手書きの看板や柱の落書き、傷も明治の閉館時のまま残されており、 永楽館に染み込んでいるものです。こうした他所に類を見ない、頑なまでにリアルな大衆文化の歴史体験学習を大切にする出石の姿勢がまた凄い !!・・・これもポストコロナを探るもう一つのあり方ではないでしょうか?
出石のツアー・体験
有名舞台女優気分で!
「永楽館」着物撮影会
100年前からの雰囲気を色濃く残す「出石永楽館」 現在も「永楽館歌舞伎」などで有名な芝居小屋で素敵な和装姿をプロの カメラマンに撮ってもらえます。
※ご希望によっては町内のおすすめスポットでの撮影も可。
料金 4,000円(税別)
※料金内にお着替え処「無」の着物レンタル、着付けを含む。
開催時間 14:00~16:00
お問い合わせ・お申込み
いずし観光サービス
〒668-0214 兵庫県豊岡市出石町内町104-7
営業時間 10時〜17時30分
休業日 年中無休
TEL 0796-52-6045 FAX 0796-52-5900
アクセス
<車の場合>
大阪・神戸・京都から約3時間。姫路から約2時間。
■舞鶴自動車道福知山ICより国道9号線(和田山・鳥取方面)国道426号線(但東町・城崎方面)経由で約50分
■播但連絡道和田山ICより 国道312号線(八鹿・鳥取方面)経由で約30分
<JRの場合>
■京都方面から特急で約2時間30分/JR山陰本線「特急きのさき」にて「豊岡」 「江原」「八鹿」駅下車。全但バス、出石行きで約30分
■大阪方面から特急で約2時間30分/JR福知山線「特急こうのとり」にて「豊岡」 「江原駅」「八鹿」駅下車。全但バス、出石行きで約30分
続く・・・
鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
石川県 いしかわ観光特使
協力(順不同・敬称略)
株式会社 出石まちづくり公社
〒668-0214 兵庫県豊岡市出石町内町104-7 電話:0796-52-6045
公益社団法人ひょうご観光本部
〒650-8567 神戸市中央区下山手通5-10-1(兵庫県庁1号館7階) ℡.078(361)7661
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