ポカリスエットのゼリーをちゅーちゅー吸いながら未来のことを考える
コンビニでポカリスエットのゼリーを見つけた。
見つけたというより目に入ってきた。ゼリーが陳列してある棚にはこれ以外にもたくさんの商品があるのだけれど、このパッケージだけがパッと目に飛び込んできた。すごくすっきりしているのに目立つ、良いデザインなんだなぁとあらためて思う。
変わらない良いデザイン。
僕の家の近くに大塚製薬の倉庫(であろう)施設があって、すごく大きなブルーのシャッターに、波のロゴマークだけが入っている。それがまたとんでもなくかっこいい。大塚製薬とかポカリスエットなどの文字はまったく書かれていないが、そこが何の施設なのかが一発でわかる。
さて、ゼリー。これは僕の勝手な想像の話で、ゼリーは「未来の食べ物」というイメージがある。プログラムされたコンピュータからチューブが伸びていて、それを口にくわえる。脳と体をモニターして、足りない栄養素と好みの味を計算して、調合されたゼリーがチューブから口の中に運ばれる。食感や誰かと食事を楽しむみたいな行為は一切排除されているというのが僕の勝手な未来の食事の妄想。子供の頃に宇宙食っていう、ゼリーのお菓子があったのも思い出す。
植物やペットの水・餌やりは自動、動く歩道、ロボット掃除機、レコードやカセットは姿を消して目に見えないmp3データに、SF映画に出てくるような装飾のまったくないつるんとした服、真っ白い何にもないカプセルみたいな家、買い物は店に行かずにボタン一つで配達。めんどくさい動作や作業が自動化されて、目に見えていたものが無くなっていく。楽しい無駄も、めんどくさい無駄といっしょに消えていく、、、
果たして未来はどうなっていくんだろう?
ドラえもんの世界みたいに、こたつとタイムマシーンは共存するのか、バックトゥザフューチャーの未来のように、ピザとスケボーは存在しているのだろうか。ポカリスエットのゼリーをちゅーちゅー吸いながらそんなことを考えるのはとても楽しい。
あ、味は、ポカリスエットに梅干しを足して2で割ったような味。笑
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