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名画を読み解く

【名品51】「最後の晩餐」フィリップ・ド・シャンペーニュ

2022.12.09 12:00

【ルーヴル美術館の名品150選51】。フィリップ・ド・シャンペーニュ「最後の晩餐」。キリストの死を前にした最後の食事。裏切り者の予告に動揺する弟子たち。裏切り者はこの中の誰か?キリストはこの時パンとワインを自分の体・血とする。キリスト教の重要儀式聖体拝領の起源です。

裏切り者は誰かわかりましたか?手前左。手にキリストを裏切る代償にもらった銀貨の袋を持つ。イスカリオテのユダは一人だけテーブルの手前にいたり、キリストと同じ皿に手を伸ばしていたりする。「私と同じ皿にパンを浸す者がそうである」とキリストが言ったことに基づきます。

(フィリップ・ド・シャンペーニュ作「最後の晩餐」、1652年頃、パリ、ルーヴル美術館、INV1124、1.58×2.33m、フランス絵画部門、シュリー翼)
(コジモ・ロッセッリ作「最後の晩餐」、1481-1482年頃、ヴァチカン、システィナ礼拝堂、3.49×5.70m)
(ジオット作「最後の晩餐」、1304-1306年頃、パドヴァ、スクロヴェーニ礼拝堂、2×1.85m)


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