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造園銀松

松の剪定は、なぜ難しいの❔

2020.09.23 03:28

松の剪定は一般的に難しいと 思われています。

又、 樹木や庭に興味が無い方からしたら 「さっぱり解らない!」

との意見が多い事でしょう。

松の木と言う 樹木の種類は知ってる? との質問には 「はい!」

との意見も多いです。


しかし

松を遠くから観た形 や 松が美しく剪定されている などは

「まったく 解らない」 が多いです。

この辺りの意見は ほとんど だいたい 遠くから観て 「わあ きれい!」

で終わってしまうのが 実情です。

ある意味では、正解です。理由として

始め見た 感情の意見も重要でもあります。 感動を観た方に与えられる事が庭師さんや

植木屋さんの仕事でもあります。


でも! 感動を呼び起こすまでが 大変な作業でもあります。

松の難しい作業と思うのは?なぜなのでしょうか?


(SNSから利用しました)

上の写真のように、樹形を維持する事の大変差や難し差が 初心者の方には

解らないのは なぜなのでしょうか?


もしも 持ち主や素人が切るとどうなるのか? を 考えてみてください!

写真のように剪定を維持しようと 思ったら 

初心者や剪定を知らない方が 剪定を行うとどうなる?

① 元々の 樹形が 3年後ぐらいには 形が くずれてしまう

② 常に伸びた枝だけを 剪定していたため 虫が発生したり 

  じわじわ 形がくずれて とつぜん 穴が空いたように 一部かれたりする

③ 自分はこれで 良いと 信じ込みすぎて 形がだんだん かわってしまう!

などなど です。

結果的に 数年後には 樹形そのものが 変わってしまう! 事が一番でしょう。


樹形を維持し成長させて、最終的な理想に形どるまでに 数十年の時と剪定と管理がとても 大変なのです。


剪定の基本は、教科書を 見れば大丈夫 と思いがち!

教科書は基本的な剪定ですので、勘違いしないでください!

と私が言いたい!

基本を重視しながら、来年とまた その数年先を創造して剪定したり 現在の健康条件、

今年度の気象状況、土の状態、などなど いろいろ 考え 剪定したいけど

出来ない部分も 有ったりと 悩みながら 剪定していると思います。

私はそうしています。


松は生き物ですので、人間と同じように 1本事に 全て違う 条件です。

品種が同じでも 違った環境や 土地条件など 様々に違って育ちます。

同じ庭の中でも 違う環境状況で 伸びも違ってきます。


そう! 初心者的には よく 解らないのは、そんな細々した内容に困惑してしまいます。

松の剪定や管理とはそんな細々した内容が盛りだくさん有る事が 難しいとされている部分でも

あります。 

そんな事を書いたとしても とりあえず 今剪定しなければ ならないので 切らないと!

思うのが存在する事は十分承知でもあります。

職人不足でもあり 技術伝承が なくなって来た事で 松を守れない はがゆいさ もあります。


松の剪定を難しいと当然と思っていても思うように いかないのは 何故なのか?

庭師さんや植木屋さんは、そもそも 先代の方から 教わった内容が 基本になっており

その内容的要素とは、剪定勉強中に 基本的作業や環境によっての変化、お客様の樹木に対しての

情報などを 教わっています。 それを数年間 教えて頂き、そして 経験をする事によって

どんな 新規のお客様でも 対応できるように 訓練されて いきます。

最近の造園業では、3年程度で勉強させて頂ける為、やる気があれば 知識を得て 技術貢献できます。 技術でも 重要視された樹木に対しては 経験が数年 必要になってきます。

では なぜ 経験が必要なのか?

一回の剪定で 間違った枝や芽を作ってしまったり 伸ばそうと思った枝を切ってしまった!

と起きないようにするためには、

数年間にいろいろな 松を剪定する事で、いろいろな パターン(剪定技術)を取得する事が

大事なのです。 

1本づつ 樹形が違う事を 説明したように 何本も剪定し 数年間の 自分の剪定した後

の様子を 見る事で 何パターンも自分の中で、成長して 自分自身の確立とその会社の

方針の剪定で 成り立って行きます。

個人の会社( 私 ) でも その 自分自身の確立を 持つまでに かなりの 年数が

かかりました。 庭師としては、まだまだ 知識としては 浅いかも知れませんが

一番重要と思われる 

松の維持管理と剪定を注目して 勉強してきました。

松ほど 奥深いもので、 

現代の最近状況では、 海外から 盆栽が注目されています。

結局 松の盆栽が一番注目されて いる事を思うと

既に 庭に松の木が 有るのに何故 大事にしないのか? とも思います。


わたしなり の 見解ですが、

松の剪定の難しいとは、経験が必要でもあり、簡単に他人に教える事が難しい

との見解でもあります。

松の剪定では、だからこそ 職人によって 剪定される事で料金が

高い事を認識して欲しいのです。 技術の差を判断する事が難しいのは

結果が、数年後しか 判断できないのもなやみでもあります。


その年に 松の形が以上に 変に変わってしまった場合は問題がありますので、

その変化に 質問して対応できるか どうか? も判断するのも大事です。


樹形の変化は、人が影響するので、 職人の良し悪しは 難しい判断でもあります。

しかしながら 急激な変化で、初心者でも解るような 絶対切ってはいけない

枝を切っている業者も いますので、 そこは 誰も判断できないのです。


<小話>

数年前の ぼう センター での よくある話では、

安さの提供!

のイメージだけで 依頼する方が多数存在し

その うわさで 実際依頼してみると!

依頼側は 剪定後!

「うわー これが 剪定? ぐちゃぐちゃだ!」

「うわー 木なの? 棒なの?」

などの 元のすがたに もどらない ような ありさま!


剪定作業側の意見!

「 とりあえず、 お金が入ればOK!」

「 初心者でも だまってれば OK」

「 くそー なに この枝 頭にあたる 切ってしまえ!」


こんな事が 多数発生してしまい 経験を生かすなど どうでもよい 

値段重視の剪定になってしまいます。

まして お客様第一主義になって おらず 金額をとりあえず

安く提供し 適当主義になっています。

金額が安い=技術が必要無い

と結びつけるのが 今現代の実態でも あります。


これまで 極端な事など 書き込みましたが、

職人は、 育てるまでに数年が 結局必要 と言いたいのが 私の見解でもあります。

どんなに デジタル化したり 機械化 された としても 経験を積んだり技術を

取得した上での 便利さを追求する事でも あり 初心者が機械を使っても

ある 一定までの技術しか 取得できない事も分かって頂きたいのも事実です。

機械で剪定する事は 一部大事でもありますので、否定はかならずしも しておりません。

ですが、機械を使う側も 基本的内容と技術を知って使っているのか?なのでわ?

と思っています。


松の難しさを 伝えているかどうか 解りませんが、

読んで頂きまして ありがとうございました。

松のすばらしさを 少しでも 堪能していただけるように 心から 願っております。

BY 造園銀松

追伸 

皆様が松を 毛嫌いしないように お願いし、松を好きに変わっていって 欲しいとも思います。