大きなクモ/イラスト「白いユリの中」
田舎に暮らしているといろいろとおおらかになっていくものだな〜と、思うことのひとつに「虫」がある。
結婚前は、田舎ではあるけど今ほどの田舎ではないところに住んでいて、家の中にクモがいるとそれは大騒ぎになったもの。
それが、5センチくらいの大きさのだと、そりゃもう怖くて怖くてという感じだったのに、今では、10センチ級のがいてもそのまんま何もせず、怖いなんて気持ちもまったくなくなったのですよ。
そんなでかいクモは、巣も作らないしゴキブリや他の虫を獲ったりするんですよね〜。
クモというのは、みんながみんな糸を出して巣を作るわけじゃないってことを結婚して、田舎に暮らすようになってから知りました。
と、なぜそんな話になったかといいますと、今、その大きなクモさんが見えるところにござるからでござるのよ(笑)。
さあ、今日のイラストです。
いつもは、何を描くかはペンをもってつらつら適当に紙の上を走らせているとなんとなく他の次元からひょっこり現れてくるんですが、今日は、なぜか朝から白いユリが頭に浮かんで、今夜はユリの絵を描こうと事前に決めていたのです。
本当は、もっともっとあふれんばかりの白いユリで画面を埋めるようなイメージだったんですが、今日はちょっとこれからまだお仕事があるので超簡易版(笑)。
また、時間のある時にたくさんの白いユリをテーマに描いてみたいと思います。
タイトルは「白いユリの中」
このユリの頭の中には、こんな紳士が暮らしています。
紳士は動物が大好きでいつもともともだちの犬といっしょです。
細いキセルをくゆらせながら過ぎ行く景色を楽しそうにながめるのが日課。
だから、このユリに話しかける時は、一見美しい白い女性ような姿ですが、もう少し想像力を広げて、中の物静かな紳士の存在をイメージして話しかけると、より通じ合えるかもしれません。