ムーア人の噴水 Fontana del Moro
2020.09.23 16:29
ローマのナヴォーナ広場にある3つある大きな噴水のひとつ、ムーア人の噴水(Fontana del Moro)は、ヴィルゴ水道から水を引いている。
1570年にヴィルゴ水道の工事が終わり、カンポマルツィオ地区に水が過去ばれることとなった。
グレゴリウス13世の命でジャコモ・デッラ・ポルタが設計。ベルニーニのプロジェクトをもとに、1575年~1576年にかけジャコモ・デッラ・ポルタの多葉式浴槽(vasca polilobata)水盤のみが付けられ、1654年、オリンピア・マイダルキーニ(Olimpia Maidalchini)が資金を出し、ジョヴァンニ・アントニオ・マリ(Giovanni Antonio Mari)作で完成された。
ベルニーニのデザインを採用した、イルカと戦うエチオピア人像。
ベルニーニはエチオピア人の顔を近くのパスクイーノの像からイメージしたと言われている。
デッラ・ポルタの水盤はコピーで、オリジナルはボルゲーゼ公園内の湖の庭園に移設された。
参考