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Be ambitious, dear friends.

夜な夜な読書の秋

2020.09.24 08:05

最近、寝る前に読書をしている。


スマホや電子書籍の普及により、もう読まない本をたくさん古本屋に持ち込んだのが昨年。そのためここしばらくは紙の本を読むことがほとんどなくなっていた。その自分が、再び紙の書物を手に取り始めたのだ。


きっかけは、眠る前にスマホのブルーライトを浴びないようにしようと思ったこと。別にそれが睡眠に悪い影響を及ぼすと考えたことはなかったけど、やはりスマホを枕元に置いて眠るのと違う部屋に離して眠るのでは、心理的に異なると実感している。電磁波とかブルーライトのことはよく分からないが、いつでも誰からでもすぐに連絡が来るツールが枕元に無いことが、精神的に落ち着く要素になりうるのかもしれない。とにかくスマホを近くに置かないことで、これまでより深く眠れるようになった。


ただし、スマホがないと、眠る前にちょっと時間を持て余すのも事実である。ベットに入って即座に眠ることが出来ればいいが、やはり、軽いワンクッションというか入眠前の軽い儀式のような何かが欲しい。そこで久しぶりに紙の本を読み始めたのだ。


そんなわけで近頃はベッドサイドのテーブルに橙色のスタンドランプを灯し、夜な夜な読書の秋である。


眠る前にはあまり深刻な本を選ばない方がよい。エッセイ、短編集、エンタメ要素がある小説、などだろうか。そこでまずは星新一さんのショートショートから読み始めた。星さんのショートショートは短く完結する小説がぎっしりと入っており、ちょうど良い。単純に笑える話、ちょっと感動する話、ゾクッとなるサスペンス、結末のその先を考えてしまうもの、まるで色んなお菓子が詰まったアソートボックスのようだ。大抵は1話、多くとも3話目に到達するころには自然に眠くなり、スゥッと落ち…たかと思うと、さわやかな朝がやってくる。熟睡。大変理想的である。



ということで、眠る前の読書習慣を改めて見直す、今日この頃である。


Be ambitious, boys and girls!