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munetomo.club 棟朝淳州

まじかで見ていた、フィリピンサクセスストーリーの人 その1

2020.09.24 06:59

だいたいフィリピンでは下から上り詰めるという話はさどど無い。有名な話は、現在ではサンミゲール社の社長のラモン アン氏とメガワールドの社長であるアンドリュー タン氏で両者共にメッセンジャーボーイからの出世である。メッセンジャーとはそのボスが持つ人脈が把握出来る。それを上手く使えるかだが、それとボスの衰退が要因となった。サン・ミゲルはキリンに買収され、三菱グループとなり 石油事業ペトロン,銀行、と広げ今では高速道路建設,空港建設まで一大コングロマリットになった。私は彼とは2度彼の事務所で、彼がダイアモンドホテルを買った際にお目にかかった。

さてこうした雲上人はさておき. 私の身直で起きたサクセスストーリーの1人であるソニア女史。2005年の頃 私はタガイタイ、マニラ近郊の高原リゾートだが、ここに支店を持っていた時、誰からともなく人知れ無い場所にソニアシークレットガーデンというレストランがあると聞かされ、行って見た。確かに国道から離れること3kmで細い道の奥で、入口には看板も無く 、そこからその舗装されない車1台しか通れない道を進むと1件の小屋があった。そこがソニアシークレットガーデンであった。うちの支店がちょうど国道から入る角にあったこともあり、ちょくちょく行く様になった。ソニア女史は旦那に捨てられ、お金もそれほど無く、ある財産はこの荒れた農園だけで途方に暮れていたが、彼女の持つ美的センスと広く著名人たちとの付き合から、ある発想が生まれた。それがこの農園で野菜を作り、その野菜菜園で作った野菜を生かした料理と自然な中にあるものを組み合わせた空間で食事をしてもらおうと思い、作り始めたその第一歩がこの小屋であった。小屋の中にはたった4つのテーブルと16席しか無く、そのテーブルも椅子もバラバラのデザインで窓にはガラスではなくビニールシートが雨の時には降ろせるだけの過疎な作り。しかし庭はまるでヨーロッパにタイムスリップしたかのような、雑然ではあるが、ロマンを感じる。それと特徴的だったのはトイレでその庭の草木で隠れるが、フルオープン。しかしトイレに使っている鏡や水桶はすばらいい調度品。こんな事からソニアシークレットガーデンの名前が付いたのであろう。料理は1コースのみ、ダランダンジュースに始まり、特性サラダと2種類のドレッシング、パスタは同じ様に2種類のソースから自分で選べて選べて味が飽きたらば、他のソースでも楽しめる。サラダも同じ。最後には日本で言う「大学芋」がデザート。ダランダンジュースとパスタはおかわり自由で、当時はP500った。ずいぶん通った、結構著名人がお忍びで来ていた。マクドナルド社長のジョージヤン氏などで、何かルノアールの絵の一コマの様だった。それが1年経つと小屋は2つに増え、3年後には4つのこれは古屋とは言えない大きさになっていた。本人は自分のテーブルブックを出版し、それまで有名では無かったダランダンジュースは有名になり、彼女のドレッシングは町中でも買える様になった。行った時は古い三菱パジェロに乗っていたが、その時にはデンジローバーが2台あった。今は観光バスが横ずけして大宴会や結構式がおこなわれている。そしてホテルまでも。。。シークレットでは無くなったので私は最近は行っていない。タガイタイ自身開発が進み、昔はマカチィからでも1時間で行けたが、今は混雑していて、下手すると3時間は掛かる。今年は火山爆発やコロナでタガイタイに出したお店は殆ど休業状態だと思うが。ソニアは建物にコストを掛けないので、生き延びるであろう。写真のおばちゃんソニア。(爆笑)

あとタガイタイで有名なこうした隠れ家レストランのアントニオ。ルトンドからちょっと行った所を右に入り3kmまだかよと思ううちに大きな門があり、予約確認後に入れてもらえる。古城がベースだが、テラスでの食事はヤシ畑に沈む幻想的な夕陽で飲むワインは美味い。ソニアは最近では飲める様だが、前は一切飲めなかったので、ここが私のお忍びの場、美女と飲むワインとフランス料理は絶妙である。昔は遊び人だったな〜よく行った学校の美人校長先生どうしてるかな